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思わず二度見!?13万いいね!が集まった「かわいすぎて仕事にならない」と話題の会社とは…?

「こどもまんなか社会」を作ろうと言われている昨今、思わず二度見する写真がXに投稿されていました。写真を見ると、オフィスの真ん中でスヤスヤと眠る赤ちゃんの姿……。一体どのような状況なのでしょう。

赤ちゃんがスヤスヤ眠るオフィスは、おもちゃメーカー・ピープル株式会社。赤ちゃんが夢中で遊ぶおもちゃ「やりたい放題」を生み出した会社といえば、ピンと来るのではないでしょうか。

 

ピープル株式会社では、子どもがいるオフィスが日常なのだそう。泣いても大きな声を出しても誰も嫌がらないという、信じがたいその環境について、ピープル株式会社のママ社員さんに話をお聞きしました。

かわいがるのも仕事のうち!?

 

この写真は、オフィスに来ていた赤ちゃんが寝てしまった際の1シーンだそう。コメント欄には「癒される」「素敵な取り組み」という声がたくさん寄せらせていました。

 

「オフィスに子どもがいる」という環境は、思い起こすこと16年前にはすでにあったと言います。だからといって「子連れ出社制度」などという明確なルールはなく、子どもがいる社員が子連れで出社したいと思ったときに出社する、ただそれだけなのだそう。

 

コロナ禍以降リモートワークが主流となり、働き方が自由化されたこともあってか、時代に逆行し“ピープル内出生率”は大きくアップしているとのこと。子育て中の社員が増えるにつれ、子連れ出社の頻度は増していると言います。

 

子連れ出社、邪魔にならないの?

しかし気になるのは、子どもが仕事の邪魔をしないのか? 危険はないのか? と言う点。

 

同社のママ社員に話を聞くと、社内で子どもの存在が仕事を妨げることはないとのこと。そもそも、子どもの興味関心に注目し、好奇心を育てるためのおもちゃを開発する同社にとって、子どもはアイデアの源。子どものすることすべてが興味の対象になっているそうです。

 

また、幸いこれまで大きなケガや事故は起きていないのだそう。これは、オフィスだからと言って子どものお世話が蔑ろになることはなく、あくまで在宅で仕事をするときと同じ心持ちだからと言います。オフィスでも自宅でも同じ目線で子どもを見守るため、オフィスだから危険、ということはないのです。

 

しかし、子どもと一緒に出勤する社員が増えている今、より子連れ出社しやすい環境を目指し、見直しをする必要性は感じているとのことでした。

子連れ出社の環境は?

ママと一緒に出勤した子どもは、思い思いに過ごします。ママの判断で、Xの写真のように一時的にフロアで寝かされる瞬間もあれば、お膝に抱っこされていることもあるのだそう。

 

厚手のマットにおもちゃを広げ、子どもと一緒に座ってパソコンを操作したり、デスクの横にベビーカーを置いたりと、子連れ出社をした社員は子どもと自身が過ごしやすい環境を作っているのです。

 

子連れ出社

 

また、他の社員が子どもの相手をしてくれるシーンは、同社では珍しいことではないようです。さらには、子どもが泣きやまないなど、打ち合わせから抜けざるを得ない場合も、快くそれを受け入れてくれる環境だと話していました。

 

それでも子どもが飽きてしまったり、泣きやなまかったりするときには、早めの退社も可能です。子連れ出社に「子どもを無理やり仕事につき合わせている」という感覚はないと言います。

 

子連れ出社

 

何より、一緒に出勤する子どもはオフィスが大好き! 見慣れないおもちゃがあることはもちろん、自分のことをかわいがってくれる社員さんがいるオフィスは、夢の国なのだそうです。

会社に与えた良い影響

実際に子連れ出社をするママ曰く、社内には「子連れで来ちゃってごめんなさい」という雰囲気はないとのこと。それでもママになってすぐは「本当は邪魔かな……」と思ったこともあると話します。

 

しかし、「子どもを面白がる」という気持ちが、子連れ出社に負い目を感じさせない空気を作っているのだそうで、すぐにそんな気持ちはなくなったと言います。

 

同社にとって子どもを観察できる環境にはメリットがあり、おもちゃのモニターやアイデアの創出に、子連れ出社をリクエストされることもあるのだとか。

 

また、子どもがいると社内がやさしい雰囲気になるということも、身をもって感じているそう。ミスをして注意されても子どもが笑う声を聞くと元気になり、自然とキツい言葉も避けるようになります。

 

子どもがコミュニケーションの潤滑油となり、社員間の関わりも濃くなると話していました。

身をもって感じた子連れ出社のメリット

さらに、ママとしても子連れ出社には大きなメリットがあるのだそう。

 

まず、多くの人がそれぞれの目線で子どもの成長を見守ってくれることで、自分では気づけなかった子どもの成長に気づくことができると話します。

 

また、社内のママ同士、子どもの含めた付き合いができるのもメリットと言えます。同じ年齢の子どもを持つ社員とは、仕事の他に子育てのことを相談できる仲になり、子育ての先輩社員からはアドバイスをもらい、自分だけで子育てをしているという孤独感が薄れるのだとか。

 

決して至れり尽くせりではないけれど、子どもと一緒に出社することは同社にとっては自然なこと。今ある環境を工夫すれば、不便も迷惑も、危険もないと言います。そして、同社に限らず、それぞれの会社にあった子連れ出社ができる環境が作れるのではと話していました。

 

◇ ◇ ◇

 

思い返せば、昔は放課後になると親の職場に行って応接室で待つ子どもがいたり、子どもをおんぶして仕事をしているママがいたりしたように思います。今でこそ、職場に子どもがいるという光景は珍しいものですが、話を聞いていると「社会で子どもを育てる」という古き良き原点に戻っているように感じました。

 

少子化に歯止めがきかない昨今、子どもを生もうと思わない理由を尋ねると「子育てと両立できる仕事が少ない」というひとつの要因が挙げられます。保育園を増やす・子育てにかかるお金を助成するなど、さまざまな政策がありますが、子どもがいても働きやすい職場づくりも、大切な要素だと感じずにいられません。

 

「こどもまんなか社会」を作るのは国のみにあらず。家庭や会社も同じです。子育てと仕事が両立しやすい社会が広がることを願います。

 

 

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