買い物前にお互いに相談する、がルール
お互いに浪費家な面があるため、家計簿をつけているわが家。欲しい物があるときは、お互いに相談するようにしています。おしゃれが趣味の夫は服や靴が好きで、欲しい物があると私に「これ買おうと思ってるんだけど」と相談してきます。
しかし、夫の場合は相談というよりは報告です。買おうと決意しているものを私に無断で買うのはいけないと思い、報告してくるようなもので、私が反対しても欲しい物は絶対に買います。
このように、毎月、夫の出費は激しいのですが、夫はファッション以外に趣味があるわけでもなく、仕事の時間以外は家族と過ごしたいと常に言ってくれているので、多少は多めに見ようと思っています。
夫が欲しがった衝撃の物は…
そんな夫が、衝撃的な買い物をしました。それは「家」です。具体的にいうと、リフォーム済みの中古住宅でした。これにはさすがに私も驚きました。
今の家が手狭になってきたということで、私たち夫婦はもともと、「そろそろ新しい家への引っ越しを検討しよう」と話をしていました。年内に探し始めようかという話でまとまり、私はまだ先のことだと考えていたのですが、夫は話し合いの数日後にさっそく、ネットで物件を検索し始めました。すると後日、予算や間取りなど、いろいろ含めてイメージにぴったりの物件を見つけたようで、夫は次の休みに内見に行くと言い出したのです。
私も一緒に内見に行くことになったのですが、夫は見に行ったらますます気に入ったようで、今にも即決しそうな勢いです。私は「大きな買い物だし即決はやめてほしい」と反対しました。
しかし後日、夫は私の意見を無視し、家の契約に進んだのです。
最後には強行突破した夫
私が反対しても夫が欲しい物を買うときは、なんとなくその空気感が伝わり、「これは私が反対しても買うだろうな」という雰囲気があります。今回もその雰囲気が出ていましたが、さすがに家となると数千万単位の買い物ですし、話は別です。しかし、夫は「自分が気に入っているということは他の人も気にいる可能性があるし、先に誰かに買われる前に買いたい」と言い張って聞きませんでした。
不動産屋さんも「奥さまは納得なんですか? しぶしぶ同意するならもう一度よく話し合ったほうがよいのでは?」と心配してくれたのですが、夫は「いつもこうなので大丈夫です」と言い、強引に購入を決めたのでした。
そこからどんどん話が進み、来月には引っ越しの予定です。今さら私が何を言っても仕方がないですが、さすがに家を契約したのは驚きです。夫は私がしぶしぶ了承してくれたと思っているので、「家事のしやすさとかもあるだろうから、家電や収納とかは君の好きなようにこだわっていいよ」と言ってくれています。
もう購入してしまったものは仕方がないので、私も前向きに捉えるようにして、数十年後に「あのとき勝手に家を買ったよね」と、笑い話になればいいかなと思っています。
著者/Sugar111佐藤 幸代
作画/ちゃこ
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