体調に異変を感じ始めたころ
長女を妊娠中、初期のつわりがかなり重かったのですが、その後は順調そのものでした。血液検査などの結果も問題なし。出産も大きなトラブルはなく、予定通りに数日で退院しました。
1人目の長男に比べて、昼も夜もよく眠って手のかからない長女。そんな中でしたが、産後1カ月を過ぎたころ、体調に異変を感じました。動悸がして自分の心臓の音がうるさくて眠れないし、少し動いただけで息切れするのです。夏とはいえ異様に汗をかくし、もしかして産後うつやメンタル面の不調なのかな……と、はじめのうちは思っていました。
母に相談すると…
産後の手伝いに来てくれていた実母に相談すると、「それって甲状腺じゃない?」との返事。実は母は長年、甲状腺の持病があったのです。さらにネットで調べると、甲状腺の不調で起こる症状がよく当てはまります。
そこで私は、母のかかりつけの甲状腺の専門病院を受診してみることにしました。
病気がわかってから治るまで
検査で判明したのは、無痛性甲状腺炎という病気でした。検査で病名がわかったものの、根本的には薬で治せるものではなく、動悸などへの対処療法のみと説明されました。しかし、1~2カ月で自然に治るものでもあるとのこと。実際に1カ月半もすると嘘のように症状は無くなり、体がラクになりました。
病名がわかり、治るものだとわかったときは心からほっとしました。母に相談したことで、たまたま病気がわかったのはラッキーだったと思っています。育児に追われて忙しい中でも、自分の体調に目を向けてきちんと病院にかかることの重要さを感じた出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:有坂みく
2018年生まれの息子と2022年生まれの娘の2人きょうだいを育てています。マイペースな息子と気の強い娘に振り回されながら、育児に奮闘しています。
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