価値観の押し付けはやめて!
しかし、その日の会話が思いがけない方向に進みました。義母が突然、私たちの家事や育児のやり方について話し始めました。「昔は、妻が家事全般をこなして、子どもたちの面倒も見ていたのよ。今の若い人たちはその点が少し甘いわね」と言いました。夫は普段から積極的に家事や育児を手伝ってくれているので、私はその発言に少し戸惑いました。義母の話は続き、「男は仕事に専念して、女が家を守るのが一番うまくいくのよ」と言い出しました。
その言葉に夫も不快感を示し、「今は時代が変わったんだから、家事や育児は夫婦で協力するのが大事なんだよ」と反論しました。しかし、義母は納得せず、「そういう甘やかしが子どもに悪影響を与える」と言い張りました。食事会の雰囲気が一気に重くなりました。
◇ ◇ ◇
帰宅後、夫と私は改めて話し合いました。義母の古い価値観に対してどう対処するか悩みましたが、夫は「これからも協力して家事や育児をやっていこう」と言ってくれました。次の訪問の際、義母に対しても改めて話し、「私たちは私たちなりのやり方で幸せにやっているから、見守ってほしい」と丁寧に伝えました。義母も徐々に理解してくれるようになり、私たちは家族全員で良好な関係を保ちながら過ごしています。
作画/まげよ
著者:城ケ崎智代
30代、3歳の娘を育てている母親です。会社員です。結婚4年目になります。