エコ&節約に役立つ布ナプキンにハマる
20代のころ、布ナプキンの存在を知り、試しに使ってみることにしました。
布ナプキンは洗えば何度でも使えるため、環境にもお財布にもやさしく、当時節約思考が強かった私にはとても魅力的なアイテムでした。
お手入れもそれほど難しくなく、布ナプキンが気に入った私。汚れたらバケツに浸けてせっけんでしっかり洗い、大切にしていました。
しかし、そのうち丁寧に洗うのが面倒になり、洗濯の手を抜くようになってしまったのです。
忙しさから布ナプキンを洗面台に放置
生理2日目のあるとき、起床してから家を出る間、一時的に布ナプキンを使いました。
出かけるときは経血漏れが心配だったため、通常の生理用ナプキンを使用。ここで本来であればバケツに浸けておくはずの汚れた布ナプキンを、忙しさのため浴室の洗面台に放置してしまいました。
帰ってから洗うつもりでバタバタと家を出て、夜に帰宅。いつも通り部屋に入ると、ムワッとした生臭さを感じました。
大慌てで臭いの原因を探ったところ、臭いの発生元は朝、洗面台に放置した布ナプキン! 時間の経過と共に、経血の臭いが部屋中に広がってしまっていたのです。
ズボラな自分を反省
当時住んでいた部屋はワンルームで、出かけるとき、お風呂場の戸は開けっぱなしにしていました。
また、暑さと湿度で臭いがさらにきつくなっていたようで……。急いで窓を開けて換気をし布ナプキンを洗いましたが、臭いが鼻の奥にしばらく残ってしまいました。
その後のごはんもおいしく感じられず……。布ナプキンをきちんとバケツに浸けておけばよかったと反省。以降はどんなに時間がなくても、最低限バケツに布ナプキンを浸けてから出かけるようになりました。
布ナプキンをきちんと手入れしなかったせいで、部屋中に嫌な臭いを充満させてしまった私。経血の臭いはなんとも言えず、なかなか忘れることはできませんでした。不快な臭いを発生させないために、布ナプキンについた経血の処置は早めにしようと、改めて心に決めた出来事でした。
著者/石原優子
イラスト/おみき
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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