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「えぇぇっ…!?」危ない乗せ方だなとは思っていたけれど…→思いもよらぬ事故を目撃して驚愕…!

ある日、所用で街中をひとりで歩いていると、前方に停まっている軽自動車が目に入りました。運転席にはシートベルトを着用したお母さんらしき女性、そして助手席には2、3歳の子どもが2人で並んで乗っていました。子どもたちは車内のカーテレビに釘付けで、チャイルドシートに乗っていないばかりか、シートベルトも着用していなかったのです。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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危ないなぁとは思っていたけれど、私が驚いた瞬間

「危ないなぁ」と思いながらも、私はその車を見ていました。軽自動車はコンビニの駐車場から道路に出ようと徐行していましたが、道路に出るためには高めの側溝を降りる必要がありました。

 

その側溝を降りた瞬間のことでした。

 

 

降りた勢いで、助手席に座っていた2人の子どもたちは、前の座席のダッシュボードに頭部をぶつけてしまったのです……! 子どもたちは頭を押さえて痛がり、泣き出しました。女性は驚いた様子だったものの、左手で子どもたちをシートに押さえ付けるようにしながら、そのまま去って行きました。

 

衝撃の光景を目の当たりにした私が思うこと

事情はわかりませんが、もしかするとあの女性は「ちょっとそこまで」という気軽な気持ちで、子どもたちを後部座席のチャイルドシートに座らせず、さらにシートベルトもせずに助手席に座らせたのかもしれません。まさか側溝を降りただけで子どもたちが頭をぶつける事態が起こるとは思っていなかったのだろうと思いました。

 

子どもたちを車に素早く乗せるのは至難の業だと私も日ごろ感じています。しかし、チャイルドシートの着用は法律で義務付けられていますし、それに実際に事故が起きてから後悔しては遅いと思うので、どんなに忙しくても私はチャイルドシートに座らせてシートベルトを着けさせています。

 

 

今回、大人にとってはさほどの衝撃でなくても、シートベルトを着用しなければ、子どもにとってはダッシュボードに頭をぶつけるほどの衝撃なのだと目の当たりにして、本当にゾッとしました。

 

 

この出来事を通じて、あらためてチャイルドシートの重要性を痛感した私。今、わが家では車に乗ったときには家族みんなで「シートベルトオッケー!!」と確認しあい、全員揃ってから出発するようにしています。今後も引き続き、どんなに短い距離でも必ずチャイルドシートを使用し、シートベルトを着用しようと心に決めた出来事でした。

 

◇ ◇ ◇

 

道路交通法により6歳未満の乳幼児には、チャイルドシートの使用が義務付けられています。また、JAFは、車内の子どもの安全をさらに高めるため、チャイルドシート(ジュニアシート)の使用目安を、「身長150cmに達するまで推奨する」としました。6歳以上であっても、子どもの体格に合わせて使用することが、事故から子どもを守るためのポイントになるからです。

 

車に子どもを乗せるときは、必ずチャイルドシート(ジュニアシート)を使用し、ジュニアシートの際は必ずシートベルトも着用させましょう。

 

著者:岩下カナコ/2015年生まれの娘、2017年生まれの息子、2019年生まれの双子の息子たち4児の母。育児に癒やされたり疲れたり、時には自己嫌悪したり。そんな日々を送っている。

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