子どもたちとお風呂学習を楽しむために…
娘が3歳、息子は2歳のころ、いつも私と3人で仲良くお風呂に入っていました。私たちにとってお風呂は遊び場であり、会話の場であり、学びの場です。わが家ではお風呂で使える50音表や日本地図を浴室の壁に貼っていて、子どもたちは気が向いたときに「あいうえお! かきくけこ!」と、ひらがなを読むこともありました。
あるとき、「ひざ」と「ひじ」をよく言い間違える娘のために、体の部位のプリントを作ったらどうだろうと思いつきました。私は早速ネットで素材を探し、プリントアウト。
そのままではお風呂で濡れてしまうので、ラミネート加工をし、水に濡れても大丈夫なお風呂プリントを作ったのです。ラミネートは、水につければ浴室の壁にペタッと密着し、貼りつきました。
お風呂の壁がとんでもないことに!?
プリントの表面には衣服を着た人の体を正面から見たイラスト、裏面には後ろからみたイラストが描かれています。後ろ姿には「おしり」も書かれており、それを見て息子は「おしりだー!」とゲラゲラ笑っていました。
そしてあるとき息子が、「あれ? ちんちんがないよ」と指摘したのです。私は「本当だ! これ、ちんちんが抜けてるね!」と、ラミネート加工の上から黒の油性ペンで「ちんちん」のイラストと文字を書き足しました。
そして翌日、お風呂を洗おうと壁からプリントを剥がしたとき、私は衝撃を受けました。ラミネート加工の上から黒の油性ペンで書き足し、その面を壁側に貼りっぱなしにしていたため、浴室の白い壁に「ちんちん」の文字とイラストが移ってしまったのです。
壁についた油性ペンのインクを消そうとあらゆる薬剤を試しましたが、消えませんでした。その後もラミネート加工のプリントをいくつも作りましたし、お風呂で学べる日本地図も買いましたが、壁に移るのを恐れて、もう油性ペンで書き足すことはしていません。賃貸だったらかなり焦ったかもしれませんが、わが家は購入した自宅のため、あえてそのまま残し、あのときのイラストと文字が思い出と教訓として壁に刻まれています。
著者:新谷けご/2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)