3歳の長男、1歳の長女、生後5カ月の次男をもつ33歳の母です。長男は完全母乳育児、長女は生後11カ月まで完全母乳育児ののちにミルク育児。次男は生後すぐ混合育児という状態で、子どもたちの成長を見守っているところです。今回は、完全母乳育児と混合育児を通して私が感じたことや学んだことをお伝えできればと思います。
完全母乳での育児
長男と長女は完全母乳での育児を進めていました。特に長男は初産ということもあって、私は”完全母乳で育児を”と張り切っていたことを覚えています。生後5カ月ごろまでは何度か病院で長男の体重をチェックし、母乳が足りているかを確認したり、自分が摂る食事は母乳にいいとされているものにしたりと意識していました。
生後6カ月を迎え、離乳食がスタート。その後も、長男の体重は順調に増加していったことから、授乳回数や間隔をあまり気にせずに母乳を飲ませるようになりました。そうすると張りつめていた気持ちが少し楽になったことを覚えています。
母乳とミルクでの混合育児
長女が生後9カ月のころ、次男の妊娠、私のインフルエンザ発症、乳首の裂傷などによりミルク育児へ移行しました。最初、長女は哺乳瓶を嫌がり、なかなか大変だったことから、次男は産後すぐから母乳とミルクの混合育児を実践しています。
完全母乳と混合育児で一番違うと感じることは、「準備が必要」ということでした。お出かけのときも、哺乳瓶やお湯などを準備しなければなりません。準備の時間、荷物の重さなどは3割増しとなりましたが、一方でどこでも授乳できるという強みが混合育児にはありました。
両方を経験してみて感じること
母乳育児は、外出先などで母乳を与えられる場所が限られていたり、自分の体調などによっては与えることができなかったりということもあります。私は哺乳瓶を適度に利用し、子どもに慣れてもらうことも選択肢としてアリだと感じています。なぜなら、もしも母乳が何らかの理由で飲めない、飲ませてあげられないという場面に出くわしたとき、赤ちゃんが哺乳瓶に慣れていると助かるからです。
ただ、完全母乳育児、混合育児の両方を経験してみて私が感じることは、どちらにしても、授乳は素敵な時間だということです。授乳時の赤ちゃんの顔はなんともいえない幸福感を私たちに与えてくれました。
わが家の次男はまもなく離乳食を開始しますが、いずれ授乳時のかわいらしい姿が見れなくなると思うと、ちょっとさみしい気持ちになることもあります。でも、すくすくと成長していく子どもたちの姿に、自分も頑張らなきゃと励まされる気持ちにも。これからも子どもたちの成長を楽しみたいと思っています。(TEXT:ママライター簗田智花)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。