1歳児との外食はラクじゃない
「席とったよ~」。夫から届いたLINEには座敷に座る2人の写真がありました。それを見て、内心テーブル席で食事したいと思っていた私は少しがっかり。息子を座敷に座らせると、動き回って火元や生肉にもきっと手を出そうとするからです。
私は夫に電話しました。「座敷だといろいろな物に手が届きやすいから、ベビーカーに息子を乗せたままテーブル席で食べない?」。しかし夫は「店員さんがすすめてくれたから」と席を移る気はなさそうでした。私は、息子のことよりも店員さんに気をつかう夫にモヤモヤ。「息子が火と生肉触ったらどうするの!?」と反論しました。
すると夫は「あー、ちょっと声聞こえないわー」と電話を切ろうとしたのです。私はついに我慢できなくなり「テーブル席に!変えてもらって!」と大声で叫び、通話を終了しました。
ぺこぺこ頭を下げながらテーブル席へ
店に着くと、夫と息子はまだ座敷にいました。私は店員さんに「子どもがいたずらして危ないので、ベビーカーをテーブルにつけて食べても良いですか?」と相談。
「どうぞどうぞ」と快く席の移動を手伝ってくれました。夫は「すみません」と困り顔で謝りながら息子をベビーカーに。息子にミルクをあげたあとは、夫婦で気兼ねなく焼肉を満喫しました。
私は子どものことになると神経質になりやすく、夫とぶつかることがしょっちゅうあります。ただ今回については、息子の安全を優先することが大事だったと思っています。もしかすると感情的にならずもっと穏やかに話せば夫もわかってくれたのではないかなと、自分の伝え方を反省しました。
店員さんに申し訳なさそうな顔をしつつも、席を移動した後は何事もなかったかのように食事を楽しんでいた夫。今回は私が勝手に動いてしまいましたが、夫はいつもなんだかんだと私の意見を尊重し、理解してくれているようにも感じます。そんな夫にもっと感謝しつつ、これからもささいなことから夫婦で話し合い試行錯誤しながら、夫婦で子育てを楽しめたらいいなと思います。
著者:おかもとえみ/2歳男児、0歳女児のママ。接客業や事務職、広告制作会社を経て現在は主婦ライター。ずぼらでマイペースな子ども好き。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)