付き添いは?なぜひとりで?
長女が2歳のとき。当時、義母と同居しており、ちょっとスーパーへ行くときなどは子どもを見てもらうことがよくありました。いつものように、すぐ近くのコンビニへ行こうとしたところ、その日は長女の機嫌が良くなく「一緒に行く!」と泣かれてしまいました。
連れていこうかと思ったのですが、義母が「いいよ、置いて行きな!」と言うのでお言葉に甘えて施錠をして外出しました。しかし、その判断が間違っていたのです。コンビニで会計をしていると、自動ドアが開いて長女が泣きながら入ってきたのです!
あまりにも泣き止まないから義母が連れてきたのかと思ったのですが、義母はどこにも見当たりません。長女がひとりで来たのです。自宅から30秒ほどのコンビニですが、信号を1つ渡らなければいけないので、全身に鳥肌が立ちました。
無事でよかったですが、タイミングが悪ければ車にひかれていたかもしれません。私は震えながら長女を抱き、帰宅しました。帰宅後、義母は悪びれる様子もなく「えっ、鍵開けられるようになったの?すごいね!出て行ったの全然気づかなかったわ!」と言い放ったので、私はそれからどんな些細な用事でも娘を連れていくようになりました。
危機管理がなさすぎる義母との同居にも耐えられなくなり、同居を解消しました。
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2歳になると手先が器用になって鍵を開けられたり、行動も活発になったりと危険の範囲が大きくなりますよね。何事もなくて本当によかったです。わが子を常に見ているのは難しいですが、ヒヤリハットをなるべく回避できるよう気をつけたいですね。
イラスト/さくら
著者:杉原有華
1男3女の母。学校、保育園、職場を行ったり来たり走り回っているのにちっとも痩せないのが悩み。