現役パティシエが実践!「パティシエが実践するマンゴーの切り方&保存方法」
船昌青果店さんとは
日本最大の青果物の卸売市場「大田市場」に拠点を置く仲卸業者「船昌」が、野菜と果物の魅力をお伝えするYouTubeチャンネルです。
美味しい野菜や果物の選び方や、保管方法、おすすめ調理方法などなど、プロが様々なお役立ち情報を発信しています。
今回は、船昌の青果卸歴30年・仲野良さんと、パティシエ歴10年・森岡千明さんが教える「パティシエが実践するマンゴーの切り方&保存方法」を実践します!
現役パティシエの森岡千明さんいわくマンゴーは、切り方によって食感や味わいが変わるんだそう。
しかし、まず大事なのが適切な保存方法とのことなので、そちらから学んでいきたいと思います。
マンゴーの適切な保存方法
マンゴーは常温で置いておくとすぐシワシワになってしまうこともあり、扱いが難しいですよね。かといって冷やしすぎもよくありません。
仲野さんいわく、完熟しているマンゴーは風を直接当てないよう新聞紙に包んで乾燥させないようにするのがポイントなんだとか。
次の日に食べるなら野菜室、食べる直前に冷蔵庫に入れると良いそうです。
今までは買ってきてそのまま冷蔵庫に入れていたので、これは目から鱗でした。
今回はこの保存方法で食べてみました。
食感の違いが楽しめるマンゴーの切り方
適切な保存方法が分かったところで、動画内で現役パティシエの森岡さんが紹介していたマンゴーの切り方「花咲カット」と「くし切り」を実践してみましょう。
まずは種を取り除きましょう。ここはどちらの切り方でも共通です。
下準備:種を取り除く
マンゴーの真ん中には平たい種があるので取り除いていきましょう。
マンゴーを横に寝かせ、ヘタの上から包丁を入れて上部を切っていきます。種に沿わせながらカーブさせて、マンゴーを3枚におろすように切るのがコツです。
裏返して反対側も同じように切っていくと3枚におろせました。下の果肉に種が入っています。
種の周りも食べられるので、皮を剥いて果肉の部分を切り落としましょう。
種の周りの果肉は特に甘くて美味しいので、残った部分はスプーンで削いで無駄なく食べるのがオススメ。もちろん直接しゃぶりついてもOKですよ。
種を取り除いたら、次は食べやすい形にカットしていきます。
ここからはカットした2つの果肉をそれぞれ違う切り方で食べてみましょう!
「花咲カット(フラワーカット)」の切り方
切り分けたマンゴーで花咲カットを実践していきます。
片手にマンゴーを持ち、包丁の先を感じながら皮まで貫通させないよう慎重に、縦・横に切り込みを入れてさいの目状にします。
この時にしっかり切り込みを入れておかないと、綺麗に広がらないので注意しましょう。包丁を小刻みに入れながら切っていくとやりやすかったですよ。
次に、皮の部分を指で押すように反り返らせて、ゆっくりと広げましょう。
動画内では簡単そうに見えましたが、やってみると意外と難しかったです。
熟しすぎてやわらかくなっているものは崩れやすいので気をつけてくださいね。
「花咲カット」はジューシー感がたまらない!
華やかな見た目で、パーティーやおもてなしにもぴったりな花咲カットの完成です。
繊維が短く切断されているので、果汁が口いっぱいに広がりジューシーな味わいが楽しめます。
とろけるような食感が好きな人は、花咲カットで食べるのがいいですね。
「くし切り」の切り方
こちらはもっと簡単。先ほど種を取り除く時に切ったもう1つのマンゴーを4等分に切り分け、皮を剥いて一口大に切って完成です。
日本では花咲カットの方をがよく見かけますが、海外ではくし切りで出されることも多いんだそう。
「くし切り」はつるんとした食感がクセになる!
くし切りにすると、果肉の繊維が長く残りますが、断面がつるんとしてなめらかな口当たりです。
花咲カットで食べた時とは、また全然違う食感でびっくり。切り方によって食感や味わいが変わるのは新しい発見でした。
旬のマンゴーを楽しみ尽くそう
マンゴーは少し高級なフルーツですが、保存方法や切り方を工夫することで、もっと美味しく楽しむことができます。
マンゴーを食べる際はぜひ試してみてくださいね。