休日の早朝にピンポンしまくる近所の子
近所の小学生1年生の男の子が、2歳の娘をかわいがってくれてよく保育園終わりなどに遊んでくれます。はじめは玄関先で偶然会ったら遊ぶ程度で、娘も喜ぶのでありがたく思っていました。しかし、小学校の夏休みが始まったころから、なぜか休日にインターホンを鳴らして遊ぼうと誘ってくるように。しかも、まだ寝ている午前7時ごろに……。早く出ないと何度も鳴らし、大声で外から「遊ぼう!」「まだー?」と叫ぶのです。娘もその声で起き上がり、朝の支度が終わる前に遊びたがって機嫌も悪くなり、朝ごはんも食べてくれません。仕方なくごはんも着替えも済ませずに外へ出ることに……。
最初のうちは我慢していたのですが、早朝7時ごろに毎週のように遊びに誘ってくることが1カ月近く続きました。休日の生活リズムが崩されて、さすがに耐えきれなくなった私。男の子の母親とは顔見知り程度だったので不安でしたが、意を決して直接話をしに行くことに。
男の子の母親に事情を説明すると、「朝忙しくてバタバタしてて……。誘いに行っていること自体知りませんでした〜。あはは〜」としらばっくれるのです。「いやいや! いくら忙しくても朝7時に、小学1年生が遊びに出かけて、気づかないなんてことあるかな!?」「知らないわけなくない?」とツッコミたい気持ちはありましたが、我慢。穏やかに「わかります〜。朝忙しいですよね! でも朝早くから訪ねてこないよう息子さんにきちんと伝えてくださいね」と伝えます。するとムスッとした表情をされ「はいはい、わかりましたよ」とめんどくさそうに言われ、会話は終了。モヤモヤが残る会話になってしまいましたが、それからは朝早く訪ねてくることはなくなり、以前のように保育園終わりにだけ遊ぶように。
その男の子によると、「ママは平日は仕事だから、お仕事がない日は休みたいんだって」とのこと。休日に構ってもらえない寂しさでわが家に尋ねてきていた様子。少し気の毒にも思いますが、休日の早朝インターホンが鳴らなくなり、ゆっくりする時間ができて一安心。時にはよその子どもの困った行動を、思い切ってその親に伝えることも必要だと感じた出来事です。
作画/yoichigo
著者:沢田 かほ
イヤイヤ期真っ最中の2歳の娘を育てるママ。初めての育児に毎日奮闘中。