義母に預けた息子が…
2時間弱ほどで帰宅し家に入ろうとすると、すぐ横の庭へと続く縁側から息子が今にも落ちそうになっていました。荷物を捨ててダッシュで息子のそばへ行き、落ちる瞬間にどうにかキャッチできて無事でした。
そのときの音を聞き、寝起きで眠そうな義母が何事かと駆けつけます。「今、息子が庭へ落ちそうになっていて、慌ててキャッチしたんです」と状況を話すと、青ざめた様子の義母。どうやら2人でお昼寝していたらしく、窓を閉め忘れ、息子はハイハイで庭へ向かってしまったようでした。
私の帰宅時間がもう少し遅ければ地面に落下していて、さらに遅ければそのままハイハイで家の敷地外へ出ていたかも……。何事もなくて本当によかったと思いました。
その後、義母は涙ながらに私と息子に謝罪。仕事から帰宅した夫に自ら告白していましたが、それを聞いた夫は大激怒。もちろん義母に悪気があったわけではないことを夫もわかっていたとは思いますが、息子がけがしていたかもしれないと思うと、怒りを我慢できなかったのでしょう。
私自身も、子育ての先輩なので大丈夫だろうと思い、息子を預けるときに特に注意点を伝えていなかったことを反省。それからは、お昼寝する際は必ずドアや窓を閉めるように。義母は、息子を1人で預かっているときには、絶対に寝ないようにすると誓っていました。
著者:黒井蓮/30代女性・事務員。4歳の息子を育てる母。自動車修理工場で事務員として働いている。趣味は筋トレ。
イラスト:さくら