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「年末の大掃除が不要!?」50代主婦がやっと見つけた片付け術。怠け者でも続けられたワケ

結婚して25年、いつの間にか物が増えて、狭い家がますます狭く感じるようになりました。片付けが苦手だったわけではないのに、気が付くと部屋のあちこちに必要のない物が……。とりあえず目の前から見えなくなるように、クローゼットや引き出しにしまい込んでそのままということが増えてしまったのです。これではいけないと思い、整理整頓を目指そうと決めました。自分に合った片付け方法と出合うまでの体験談です。

 

部屋の片付けと家の片付けは大違い!

私が小学生のとき、わが家では夏休みや冬休みなどの長期休暇には自分の部屋を徹底的に片付ける日を設けるというのが決まりになっていました。つまり、春、夏、冬と少なくとも年に3回は自分の部屋を大掃除していたことになります。

 

自分の部屋にあったのは机、たんす、本棚くらいでしたが、それぞれきれいに整理整頓した後の部屋はとても気持ち良く、親にも褒められてうれしかったのを覚えています。学生時代はずっとこの習慣が続き、大学生になっても年に3回の部屋の大規模片付けは継続。なので、自分が特に片付けが苦手だとは思っていませんでした。

 

私は結婚して家を出るまで実家暮らしだったので、1人暮らしの経験がありません。実家にいるときは親に甘えっぱなしで、自分で片付けるのは自分の部屋だけ。それ以外の部屋の片付けは母の仕事でした。結婚して初めて自分好みのインテリア雑貨、食器、100均で見つけた便利小物などを買いそろえられる楽しさを知ることになりました。

 

しかし、自分の家を持つうれしさは味わったのですが、同時にどんどん物が増えていく家全体をきれいに片付けて整理整頓することの難しさに直面したのです。

 

見えないところに隠すという間違った対策

食器棚

 

私の実家は一軒家でしたが、結婚して住んだ家はマンションです。どの部屋にも大きな押入れがあった実家と違い、マンションは収納スペースが限られているのが難点。結婚して3年くらい過ぎ、30代になったころには狭いリビングや寝室に物が増え落ち着かず、居心地の悪い家になりつつありました。

 

当時はとにかく見えないところに隠すべく、限られた収納スペースに物をしまい込むのに必死。結果的にクローゼットの中や食器戸棚、本棚、引き出しなどの中は無秩序に隠されたさまざまな物でぐちゃぐちゃに……。さすがにこれではまずいと思うようになりました。

 

子どものころとは違い、会社勤めには部屋の片付けをするための年に3回の長期休暇はありません。年末の大掃除が部屋の片付けの最大のチャンスなのですが、お風呂場や換気扇、冷蔵庫の掃除などをするだけでぐったり。外から見えないクローゼットの中や食器戸棚の中などは後回しにしたあげくスルーされることになり、いつまでたってもきれいになりません。結局、30代では満足した整理整頓ができないまま40代に突入したのです。

 

 

自分に合った片付け方は単純なことだった

クローゼット

 

40代になって心を入れ替え、年末まで待たずに食器戸棚、クローゼット、本棚と、定期的に週末1カ所ずつ片付けようと決めました。ところが、クローゼットの整理だけでも1日仕事です。食器戸棚の整理など始めた日には、1日で終わらないことも……。せっかくの週末、遊びにも行きたいし、ゆっくり体も休めたいのに整理整頓だけで終わってしまうのが嫌になり、結局この方法も定着しませんでした。

 

40代後半のある日、目覚ましの乾電池を取り換えようとテレビ台の引き出しを開けたときのことです。引き出しの中の無秩序さが気になったので、思わず引き出しを外してその中を整理しました。引き出し1つだけなので、時間的には30分もかからなかったと思います。

 

そのとき、「これだ!」と気が付きました。食器戸棚もたんすも、いっぺんにすべて整理しようとするから時間もかかり、疲れてしまい嫌になるのだ。食器戸棚の1段だけ、たんすの引き出し1つだけというように一度に整理する場所を最小限に絞り、短時間で成果が出るようにすると負担にならず毎週末継続できる!と、50代を前にやっと自分に合った整理整頓方法を見つけたのです。

 

まとめ

一度に1カ所だけ整理する方法は怠け者の私にはピッタリだったようで、53歳の今も継続しています。引き出しが6段あるたんすは今週は1段目、来週は2段目というように6週間かけて片付ける。たんすが終わると靴箱を1段ずつ、その次は本棚を1段ずつ。こんな感じで1年間常にどこかを少しずつ整理しているので、年末の大掃除が不要になりました。

 

不用品も定期的に処分できるので、物が増えることもありません。一通りの整理整頓が終了すると、そのころには最初に片付けたところが乱れているので、また最初に戻って同じローテーションを繰り返します。とても合理的、かつ有効な片付け方です。自分の家を居心地良いものにするためには、自分に合った継続できる整理整頓方法を見つけることが重要だったのだと感じています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:鈴木たえこ/50代。更年期と戦いながら外資系企業で働く営業ウーマン。若い子に置いて行かれないように必死で頑張るも、年齢のせいか最近は物覚えの悪さに拍車がかかり、厳しい毎日。家族は夫と猫1匹。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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