1週間で激太りした娘
第2子出産のため入院をすることになった私。夫は激務で当時2歳の長女を見ることができなかったため、わが家から車で15分ほどの距離にある実家に預けることに。娘は幼いながらもなんとなく状況を理解しているようで、実家に連れていって別れるときにも泣くことはありませんでした。私も娘と初めて長期間離れなければならないのは寂しいですが、仕方ないと言い聞かせて帰宅。
その後、無事に出産し、退院後に実家へ。待ちに待った娘との1週間ぶりの感動の再会だと思っていたのですが、久しぶりに会った娘の姿を見て「あれれ!? 顔がまん丸で服がパツパツ。え!? 太った!?」と思わず叫びました! なんと娘は、ひと回りくらい大きく成長していたのです! それもたった1週間で……。すると母は、「泣きはしなかったんだけど、なんだか娘ちゃんが寂しそうな表情をするときがあってね。だから寂しくならないようにって、いろいろなものを食べさせてあげたの」と得意顔。
何を食べさせたのか聞くと、これまで食べさせたことのなかったアイスクリームや綿菓子など数々の甘いお菓子や、グラタンやマーガリンをたっぷり塗ったトーストと高カロリーな物まで……。私があ然としていると、母は「娘ちゃん、たくさん食べてたわよ〜」と悪びれる様子もなく言います。実家にはよく行っていたため、娘の食事のこともわかっていると思い、わが家からは食事やおやつを用意しておらず、特になにか注意事項を伝えることもしなかった私。与えすぎないでと伝えていなかった私も悪いのかもしれませんが、まさかここまでたくさん与えるなんて予想できず……。母には「娘を見てくれてありがとう。でもまだ2歳だから、健康面を考えてハイカロリーなものや甘いお菓子はあまりあげないでほしいな……」とやんわり伝えました。すると母は「そうだったのね。何も考えてなくてごめんなさい……。娘ちゃんのためにも次からは気を付けるわ」と納得してくれたのです。
わが家へ戻っても、実家で食べたものをほしがる長女。私はまだ2歳の娘には早いと考え「お菓子は1日ひとつにしようね」「たくさん食べると眠くなっちゃって遊べなくなっちゃうよ」など、必死に説得を続ける日々。だんだんと要求は減ってきたのでホッとしています。また健康状態も悪くなることはなく、その後は体重も標準に戻りました。次回からは、わかっているだろうと思いこまず注意事項や守ってほしいことを伝えようと決めた出来事です。
著者:矢田むぎ/40代・ママライター。3歳と1歳のおてんばな姉妹を育てるママ。頑張りすぎない子育てを自己分析し毎日にぎやかに過ごしている。家族が寝静まったあとのひとり時間が大好き。
作画:ひのっしー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)