「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、いつの時代もママの悩みの種である、赤ちゃんの寝かしつけについて。もう我慢の限界! というママさんへのアドバイスは?
Q. なぜ夜だけ寝ないの? 泣かれるとこっちが泣きたくなる…
生後4カ月の赤ちゃんの寝かしつけについて相談です。最近まで抱っこでしか寝なかったのですが、周りから息子と同じくらいの赤ちゃんが1人で寝ていると聞き、抱っこでの寝かしつけに疲れていたのもあって、1人で寝る練習をさせています。
いつも足が冷たいので湯たんぽで温めてあげたり、隣で子守唄を歌いながらトントンしてあげたりと、いろいろ挑戦しました。日中の寝かしつけはうまくいきますが、夜になるとまったく寝てくれなくて結局抱っこで寝かしつけています。
なぜ夜だけ寝てくれないのでしょうか? すごい声で泣くので近所迷惑も気になり、泣きたくなります。
宮川めぐみ助産師からの回答
息子さんの気持ちはわたしにもはっきりとはわかりませんが、夜は暗いですし、大好きな人にくっついて眠るほうが安心できるのではないでしょうか? 甘えたいのだと思います。夜くらいはくっついて寝てもいいのではないでしょうか。添い寝をされてみてはいかがですか? まだ生後4カ月ですし、寝方はそれぞれで1人で寝られなくてもいいと思いますよ。
湯たんぽを近くに置いてあげるのも、とてもいいと思います。引き続き、見守っていてあげてくださいね。
※参照元:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー〈 https://baby-calendar.jp/talk/topic/detail/25661 〉
なんでうちの子は寝ないの!? ママを悩ませ続ける“寝かしつけ”
いつの時代もママの悩みの種である、赤ちゃんの寝かしつけ。毎日のように【助産師に相談】の掲示板でもこの話題が持ち上がります。ママがいろいろ試行錯誤してみるものの、効果がまったく感じられず……。宮川助産師が言うように、そこには「甘えたい」という感情があるのかもしれません。
そう考えるとかわいらしく思えますが、ママの寝不足と体力消耗は別問題ですよね。そこで、まず“鉄板”とされる寝かしつけの方法をご紹介します。
寝かしつける方法その1「絵本の読み聞かせ」
寝る前に絵本の読み聞かせを習慣にすると、赤ちゃんにとって本を読んでもらうことが入眠儀式になります。ママが絵本を読んでくれることで、子どもは寝る時間を意識できるようになるのです。
赤ちゃんにとって、ママの声は安心できるもの。中には読んでいるうちに逆に楽しくなり、眠れなくなってしまう絵本もあります。「ねんね」がテーマになった絵本もたくさんありますので、読んでいるうちに眠くなってくれるよう、寝かしつけ用の本にしてみるのもよさそうですね。
寝かしつける方法その2「背中をトントンしてあげる」
悲しいときや疲れたときなど、背中をトントンされると大人でも落ち着くこともあるかと思います。単調なリズムは眠気を誘う効果があるようです。
赤ちゃんは背中をトントンされることで、ママのおなかの中にいたときの心音を思い出すといわれています。心地よかった胎内を思い出し、安心感に満たされて眠くなってくるのかもしれません。 トントンするコツは一定のリズムで少し強めがいいといわれています。
寝かしつける方法その3「ママの子守歌や音楽で眠りにつかせる」
寝かしつけに子守歌は定番です。背中をトントンしながら子守唄を歌ってあげると赤ちゃんも安心感に包まれるでしょう。寝かしつけのために作られたCDやオルゴールのCD、寝かしつけのためのアプリなどを利用するのもいいでしょう。
また、赤ちゃんは胎内にいるときに聞いていたママの心音を聞くと落ち着きます。そのため、ママの心音が聞こえるように抱っこしてあげるのも効果的です。
寝かしつける方法その4「添い寝して寝たふりをする」
ママが添い寝をしてくれると、温もりやママのにおいで赤ちゃんも安心できます。しかし、添い寝をしてもなかなか寝てくれない赤ちゃんもいますよね。そんなときは、ママが寝たふりをしてみましょう。
寝てしまったら遊びもおしゃべりもおしまいになるので、赤ちゃんも諦めて一緒に寝るしかありません。疲れたママは寝たふりのつもりが本当に寝てしまう可能性もありますが、赤ちゃんを寝かせたあとに家事などの用事がある場合は本当に眠ってしまわないように注意して試してくださいね。
寝かしつける方法その5「布団を温めておく」
赤ちゃんは抱っこされるのが大好きです。ママに抱っこされていると安心して眠ってくれますが、布団に寝かせた途端に目を覚ましてしまうことはよくありますよね。やっと寝てくれたと思ったのに、また起きてしまうとママもガッカリしてしまうでしょう。
布団に寝かせた途端に目を覚ますのは、寒い季節のひんやりした布団が原因ということもあります。そこで冬場は赤ちゃんを寝かせるまで布団が心地よく感じられるように温めておきましょう。ただし、熱くなりすぎるといけないので、湯たんぽなどの布団を温めるグッズは寝かせるときに外しておきます。
寝かしつける方法その6「生活リズムを整える」
生まれたばかりの赤ちゃんは1日の大半を寝て過ごしますが、じょじょに生活のリズムが整っていきます。寝るときはパジャマを着せるようにすると、これから寝る時間だということを意識しやすくなります。朝起きたときは着替えるようにすることで昼夜の区別がつくようになるでしょう。
起きる時間や授乳・食事の時間を一定にすることで、体内時計が整っていきます。昼間は外に連れて行く、夕方に昼寝をさせないようにすることなどでも生活リズムが整って寝かしつけやすくなるでしょう。
※参照元:基礎知識(ベビー)「ママ必見!赤ちゃんを寝かしつける6つの方法」〈 https://baby-calendar.jp/knowledge/baby/926 〉
以上、鉄板の寝かしつけ6パターンでした。元の記事にもありますが、子どもが成長するにつれ、添い寝をすることもなくなります。今だけしかできないことだと思うと、少し気持ちが切り替わって、落ち着くかもしれませんよ。毎晩眠れぬ日々で大変だと思いますが、もう少しの間だけ、お付き合いしてあげてくださいね。