桃を使った爽やかドリンク
Xで「神様が飲む水みたい」と紹介されていた桃のドリンク。皮と種を水に一晩浸けるだけで作れるらしく、19万ものいいねがつくほど話題になっています。
リプ欄は「ビール捨てて、桃買ってくる!」「桃の天然水や」など、大盛り上がり。大の桃好きとしては見逃せません。
味はもちろんですが、安全性や栄養面も気になるところ……。作り方とともに、気になる疑問についてもご紹介します。
Xで話題!皮と種の活用法
材料(2杯分)
・桃(皮と種)…2個分
・水…400ml
作り方①うぶ毛を取る
桃の表面には無数のうぶ毛がついていますよね。うぶ毛が残っていると口の中がチクチクしたりかゆみを感じたりすることがあるので、よく洗ってしっかり取り除きましょう。
流水を当てながら手のひらで擦るように洗うと、触り心地がツルツルしてきます。熟して柔らかくなった桃は果肉が傷みやすいので、優しく洗うようにしてくださいね。
作り方②皮をむく
意外と難しい桃の皮むきですが、誰でも簡単にできる裏ワザがあるんです。
まずは、包丁の背で桃の全体をなでます。包丁を使うのが怖い場合は、スプーンやナイフを使うのもおすすめ。
しっかりなで終わったら、くぼみの部分に切れ目を入れます。
切れ目から皮を左右にひっぱると……
この通り!ツルンときれいにむけました。
あとは、果肉を食べやすい大きさにカットして、種を取っておきましょう。
作り方③水に浸ける
清潔な容器に皮と種、水を入れて冷蔵庫で一晩寝かせます。出来上がったものは日持ちしないので、1日で飲み切ってくださいね。
桃の風味がほんのり香る!
なんやこれ……めちゃくちゃおいしい!本当に神様が飲んでいそうです。あま〜い香りが移っていて風味が桃そのもの。
おしゃれなカフェで出てくるレモンウォーターの桃バージョンといった感じです。これにガムシロップなどで甘さを足せば、ジュースとして楽しめるはず。
いままで皮と種を捨てていたことを大反省しました。
【おすすめアレンジ】自家製ピーチティー
せっかくなので、ピーチティーを作ってみることに。水に浸けるときに紅茶のティーバッグ(分量外)をひとつ入れて、同じように一晩寝かせてみました。
水出し紅茶にすることで、渋みのないスッキリとした味わいになります。さらに桃の香りも加わって、爽やかさがすごい。
氷を入れてキンキンに冷やして飲めば、猛烈な暑さを吹き飛ばしてくれそうです。
気になる疑問①農薬は大丈夫なの?
皮を水に漬けるとなると、農薬が気になる人もいますよね。農薬の残留量は法律で決められていて、基準を超えた食品は市場に出回りません。
そのため、国産・輸入品を問わず、私たちが口にする野菜や果物にはほとんど農薬が残っていないか、検出されたとしてもごくわずかなんです。
基本的には問題ありませんが、どうしても気になる場合は、特定の農薬や化学肥料などの化学物質を使わずに作られた「有機JAS認証品」を選びましょう。
気になる疑問②この水で桃の栄養は摂れる?
桃の皮には細胞の老化を食い止めてくれる「カテキン」がたっぷり。皮ごと食べることで栄養を無駄なく摂れるといわれています。
しかし、水に浸けた場合にどれだけ摂れるのかは、よくわかっていません。栄養補給を目的にするのではなく、あくまで爽やかな風味を味わうための飲み物として楽しみましょう。
皮と種はもう一生捨てません!
いつもゴミ箱に直行していた皮と種。水に漬けるだけで、こんなに風味豊かなドリンクが作れるとは衝撃でした。桃を食べるときは、ぜひ作ってみてくださいね。