夫は仕事がうまくいっていないようで「うちの会社、マジで最悪! 俺の才能をわからないなんて終わってる!」と、家に帰るなり怒りを爆発させます。
家で不満を爆発させる夫
給料減少によるストレスは家庭内でもその影響を及ぼし、物にあたったり、同僚との飲みに明け暮れる日々。
「嫁が働いてると、自分の稼ぎが悪いって思われるから」という理由で、私が外で働くことさえ許してくれません。節約を強いられる毎日に、私の心は疲れ果てていました。
在宅ワークへの一歩を踏み出したけれど……
家計の苦しさをどうにかしたい一心で、私は在宅ワークを始めることにしました。
「は? 家で仕事? お前には無理だろ。何の取り柄もないただの主婦のくせに、なに夢みたいなこと言ってんだよ」と夫には蔑まれましたが、私はめげずに地道に努力を続け、徐々に仕事をもらえるようになりました。
自分にもできることがあると実感し始めたとき、私の中で何かが変わり始めていたのです。
「大黒柱に感謝しろ」って!?
ある日、私が家で仕事をしていると、夫が突然怒鳴ってきました。
「そういうのは仕事って言わないんだよ! 偉そうに仕事してるふりすんな!」
「専業主婦が生意気なんだよ!大黒柱に感謝しろ!それが嫌なら一人で暮らせ!」
とうとう私の耐えられない一線を超えてしまいました。
「うん、そうする!」
私は事前にまとめておいた荷物を持って、実家に帰りました。
自立への一歩
実家に戻ってから、私は在宅ワークに専念しました。その結果、すぐに仕事が軌道に乗り、夫の倍以上の収入を得られるようになりました。
一方、低収入の夫は生活費が足りず、家事も満足にできずに苦労しているようでした。彼は「俺が悪かった……お願いだから戻って来てほしい。今月家賃が払えそうにないんだ……」と謝罪しに来ましたが、自業自得です。私の心はもう戻ることはありません。
これまでの私への罵詈雑言を録音しており、それを証拠に慰謝料を請求し、離婚を決意しました。
新たな幸せへ
今、私は一人で新しい家を借り、在宅ワークで生計を立てています。夫に罵られながら働いていた頃に比べれば、天地の差ほどに幸せです。家族より自分の見栄を大事にする夫と別れて、本当によかったと思っています。
今は自分の力を信じ、仕事を楽しみたいと思っています。これまでの自分を支えてくれたのは、自分自身の強さでした。これからも自分の人生を自分の手で切り開いていきます。
【取材時期:2024年8月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。