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「定時だけど帰らないの?」上司に聞かれてドキッ…。私がなかなか席を立てなかった理由は

ある日の仕事終わり、上司から「定時だけど帰らないの?」と聞かれました。一刻も早く帰りたかったのですが、椅子から立ち上がれない理由があって……。

男性の多い職場

当時の私は、IT系の会社で働いていました。男性社員が非常に多く、上司も同じチームの同僚もほぼ男性。一応、チーム内に他の女性もいたのですが、あまり接するタイミングがなかったので話すこともありませんでした。

 

そんな男性の多い環境で働いていると、困ることがあります。それは、生理について相談したり、気軽に話したりできないことです。生理中で体がだるくても、周りの男性社員には気付かれないようにしていました。

 

仕事が忙しくて

そんなあるとき、ついに事件が。経血量の多い生理2日目と仕事が忙しいタイミング重なってしまい、なかなかトイレに行けない状況になってしまったのです。

 

対策として夜用のナプキンをつけていたものの、気が付いたときには経血が漏れてしまっており、着用していたスカートと椅子が汚れてしまいました。すぐにでも対処したかったのですが、隣の席には男性の上司と同僚が……。

 

もうすぐ定時だったこともあり、経血漏れを見られたくない私は、2人が帰るのを待つことに。定時になってすぐ、同僚の男性が帰宅したものの、仕事熱心な上司は席を立たず仕事を続けています。

 

早く帰りたいのに!

普段、私は定時になったら帰っているので、「定時だけど帰らないの? 明日にしてそろそろ帰ったら?」と上司に声をかけられました。しかし、私は「今日どうしても終わらせたい仕事があるので!」と必死にウソをついて乗り切りました。

 

そして結局、上司が席を立ったのは、定時から1時間後……。急いで椅子に付いた経血をウェットティッシュで拭き取ってきれいにし、カーディガンを腰に巻いて帰宅しました。生理特有の体のだるさもあり、自宅へ帰るころにはヘトヘトになっていました。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

男性が近くにいる中での経血漏れを経験し、たとえ仕事が忙しくても、こまめにナプキンを替えることの大切さを実感しました。また、男性に生理のことを打ち明けるのは恥ずかしさがありますが、生理で体調が悪いときに対応してもらえるよう、伝えておくのも1つの手かなと思っています。

 

 

 

著者:雨宮優佳/20代・会社員
イラスト:マメ美

 

監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)

 

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

 

 

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