薬のかわりに「まさかの物」を持ち出す義母…
2歳の息子と家族3人で義実家へ帰省。義実家へは年に3~4回行く程度です。人見知りする息子がやっと義父母に慣れてきたと思ったところで、まさかの夫が発熱してダウン! 夜には少し回復してきた夫でしたが、まだ油断は禁物なので、私は薬を渡しながら「今日はお酒絶対ダメだからね!」とお酒好きな夫に念を押すことに。しかし、義両親が「薬なんていらないわよ」と言い、代わりになんとお酒を持ってきたのです! そして「熱があるなら迎え酒。酒を飲みなさい!」と言って夫に飲ませようとします。私は夫をつついて「迎え酒って二日酔いを直す風習だよね!? みんな勘違いしてるし、効かないと思うよ。飲んじゃダメ!」とささやきますが、夫は「でもわが家では風邪のときには酒なんだよ」と言い切ります。夫はわが家で発熱したときは病院に行ったり薬を飲んで休んだり、通常の過ごし方をしているのに、義実家での予想外の態度に私は戸惑います。ついには義母から「とにかくお酒を飲みなさい」と押し切られて、夫は飲んでしまいました。
結局夫は日本酒を3合ほど飲み、翌朝は熱が下がったようでしたが、二日酔いに……。一緒にお酒を飲みすぎた義父母も二日酔いでぐったりしています。息子もみんなが寝込んでしまって退屈そう……。私は、義父母から「水持ってきてくれる?」と聞かれるたびに「迎え酒でも持ってきましょうかね?」と言い返したくなりましたが、なんとか堪えて帰省を終えたのでした。
飲酒で熱を下げる風習は、夫にとってしきたりのようなものなのでしょう。しかし、次の日に二日酔いになるのであれば、意味はないのでは? と感じる私。もし私が発熱してしまっていたらと思うとゾッとします。付き合いきれない風習は、きっぱりと断る必要があると感じた出来事でした。
著者:木村メイ/30代・ママライター。2歳の息子を育てるママ。自分に育児は向いてないと思いながら子育てをしていたが、最近やっと楽しいと思うようになり自信を持ち始めた。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)