祖父の世話をするために
私の祖父の認知症が進み、家族で1カ月に数回ずつ夜間の世話をすることになりました。祖父は体がだんだん弱ってきて、元気もなくなってきました。私は祖父の家の近くに住んでいたので、週に1回ほど祖父の自宅を訪れていました。
一緒にいる時間
特にやることはなかったのですが、ひたすら祖父の様子を観察していました。「もう、長くはないんだな」と思っていましたが、病気などで入院しているわけではないので、「一緒にいられただけでよかった」と思いました。祖父は、それから数年して亡くなりました。
祖父が残したメモに涙
私の祖父は口数は少なかったけれど、私たちへの思いをたくさんメモに残していました。亡くなった後にそのメモ帳が出てきて、自分が老いてだんだん体が言うことを聞かなくなってきたことや、残された家族への感謝の気持ちなどが書かれていて、それを読んだ私は涙が溢れて止まりませんでした。
まとめ
家族の介護は、特別なことをしなくても一緒にいるだけでも、ちゃんと意味があり相手に伝わるものだと信じています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:木葉なると/50代女性・主婦。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)
シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!
シニアカレンダー編集部
「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!