生理だとバレたくない…!
当時中学生だった私は、初潮を迎えてもしばらくの間、学校でナプキンを交換するタイミングを掴めていませんでした。生理用品の入ったポーチを持ってトイレに行くのも「私、生理中です」と言っているようで恥ずかしく、持っていくことができなかったのです。
今でこそわかるのですが、ナプキンを替えずにずっと我慢していられたのは、当時から経血量が少なかったからだと思います。
もしかして生理中?と聞かれて…
少し暑くなりだしたころです。この日はいつもより経血量が多いなと感じていたものの、どうしてもポーチを持って席を立つことに抵抗があった私は、ナプキンを交換をしないまま過ごしていました。
そして、休み時間に友だちとトイレに行き、トイレから出ようとしたそのとき……友だちから肩を叩かれて「もしかして生理中?」と聞かれたのです! ものすごく恥ずかしくて、そのときの私はきっと挙動不審だったと思います。
友だちから「生理中っぽい臭いがする」と言われ、私は慌ててポーチを持ってきてナプキンを交換することに。それでも気になったので、友だちに制汗剤を振ってもらいました。
気にしすぎていたかも?
この一件により、すでに初潮を迎えていたことと、それを隠していたことが友だちにバレて、無駄に恥ずかしい思いをしました。ただ、バレてしまったからにはもう気にすることもないなと思い、それ以降はポーチを持って席を立つことにまったく抵抗がなくなりました。
今でこそ「どうしてあんなに我慢していたんだろう」と思いますが、当時の私は「生理中だと周りに知られることが恥ずかしい」という認識が強かったのだと思います。
あのときの自分と娘が、今年で同い年になりました。娘には嫌な思いをしてほしくないため、自分の失敗談も包み隠さず話しています。当時の自分は、母親と生理について深く話した記憶がなく、わからないことが当たり前でした。娘にはそうなってほしくないので、困ったことがあったら小さなことでも相談してねと伝えています。
著者:伊藤未唯/2009年生まれの娘と、2010年生まれの息子のママ。反抗期2人の年子育児奮闘中です。
作画:モリナガアメ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年5月)
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
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