新生児期には夜間6~7時間も寝ていた娘ですが、生後6カ月ごろから夜泣きが始まりました。それからは毎晩2~3時間おきに授乳して寝かしつける生活に。筆者は寝不足でボーっとするし、娘の成長に影響がないかと心配する毎日。少しでも長く寝るようにと夜間断乳を試したので、経過と結果をご紹介したいと思います。
ママ友の成功談を聞いて
娘が生後9カ月のときにママ友から「夜間断乳したら朝まで寝るようになったよ」と聞き、「そんなに効果があるなら!」と早速試すことにしました。実践したのは、夜泣きをしたら抱っこしたり湯冷ましを飲ませたりして寝かしつけ、徐々に授乳間隔を空けていく方法。
初めは2時間以上泣きましたが、1週間後には夜泣きしても湯冷ましを飲んだら眠るようになりました。その後も午後9時に就寝し、夜泣きはするものの4時ごろまで授乳する必要はなくなりました。
1カ月で断念した理由
しかし、うまくいったと思ったのもつかの間。段々と夜泣きしたら寝なくなり、2週間後には湯冷ましを飲んでも泣くばかり。抱っこで寝かしつけてもベッドに降ろすと起きるので、夜間断乳を始める前以上に寝不足になり、私も夫もつらくなりました。
夫と相談し、1カ月で夜間断乳を中止することに。理由は2つありました。まず、夜泣きの回数が減らず、効果が出そうにないこと。そして、夜泣きしても授乳すれば大抵はすぐに寝てくれて、筆者が付き合える範囲の夜泣きであることでした。
子どもに合うかどうかが肝心だった!
他の子が成功したからと、出来ると思い込んでいた筆者。わが子に合わない場合もあって当然なのに、きちんと娘の気持ちに向き合えていなかったと反省しました。理想に近づけようと1カ月粘りましたが、本当に娘が落ち着くのは定期的におっぱいを吸って眠ることなのだと気づきました。
元の生活に戻った娘は、夜中におっぱいを飲むとすうっと眠ってくれています。心身の発達は順調で、とくに夜泣きによる影響は感じていません。
1歳4カ月の現在も、夜中に授乳する生活を続けています。離乳食が完了したので、もうすぐ断乳の予定です。これからどんな睡眠リズムになるかわかりませんが、筆者の理想ばかり追い求めず、娘が一番穏やかに過ごせる形を探していきたいと思います。
著者:霧山いずみ
結婚を機に販売職を退職し、地方で寡黙な夫とおしゃべりな娘と3人暮らし。子育てをしながら、ママさんコーラスの活動と記事執筆をおこなう。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。寝かしつけ・断乳はお子さんの様子を見て、時期や進め方などを見極めてください。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。