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イヤイヤ期で学んだ「一歩下がって楽しむ子育て」【ママの体験談】

子どものイヤイヤ期を通じて学んだことをお伝えします。手や口を出したくなったら10秒数えて我慢する、「ここだけ」と決めてフォローするなど、一歩下がって見守る大切さに気づいたママからの貴重な体験談です。

褒められる赤ちゃん

 

わが子のイヤイヤ期は1歳後半から始まり、2歳代がピークでした。「自分でやってみたい!」という自我があふれる一方で、思うようにできず、かんしゃくを起こすことも。今回はイヤイヤ期を通じて、わが子との関わり方を考えさせられた私の体験談をお伝えします。

 

一歩さがって見守る大切さ

当時わが子は1歳後半のイヤイヤ期真っただ中。トイレや着替えなどでわが子がモタモタしていると、ついつい手や口を出してしまいがちでした。そうするとわが子は自分のペースを乱されたことでかんしゃくを起こしてしまいます。

 

そんな悪循環を解消しようと思い立ち、手や口を出したくなったときは深呼吸をして、10秒数えながらぐっと我慢してみることにしました。すると待っている間に着替えができたなど、わが子の新たな成長を見つけることができたのです。一歩下がって、わが子を見守る大切さに気づいた瞬間でした。

 

「ここだけ」と決めて関わる

今まで私はわが子にベッタリ関わりすぎていました。自分ひとりでなんでもやってみたい、と考えることが増えてくる時期。そんなわが子の力を信じ、任せる機会を増やしてあげたいと感じました。

 

助けを求めてきたときは、着替えやすいよう服の向きを整えてあげるなど、「ここだけ」と決めてフォローをしました。できたら大げさにほめてあげます。わが子との距離感を変えることで、イヤイヤ期とうまくつき合っていけるようになった気がします。

 

なるべくお出かけをする

一日中、家で過ごしていると、親子ともにストレスがたまってしまう……そう感じた私はなるべくお出かけするように意識しました。わが家の場合、お出かけをすると、家で過ごすよりも気持ちが楽になることが多かったです。

 

散歩へ出かけると、わが子は道端に咲いている花を見つけて立ち止まっていました。外の世界は子どもにとって新しい発見でいっぱい。そんな微笑ましい姿を見ているだけで、やさしい気持ちになれるのが不思議です。

 

 

現在、わが子は4歳と7歳になりました。成長した今でも「一歩下がって楽しむ子育て」を意識しています。子どものうしろで見守りながら、必要だと感じるときだけフォローしてあげられるような母親でありたいと思っています。


著者:田中由惟

一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。

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