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「義姉が高級寿司店の店長だなんて!おごり決定♡」食い散らかす義妹→「私パートだけど?」義妹の悲惨な末路は…

子どもが5人もいる義妹一家。家計が大変なのはわかりますが、隙あらば私たち夫婦にたかったり、呼んでもいないお祝いごとにも来てタダ飯を食べたりするので、私も夫も辟易していました。そんな義妹が、私が高級寿司店で働いているとどこからか聞きつけたようで……?

血縁関係のない私の両親の結婚記念日にまで現れて、好き勝手食べ散らかす義妹一家。私は両親と家族水入らずでゆっくり高級レストランの食事を楽しみたかったのに……。

 

一切反省の色もない義妹たち。それどころか、「あんたの両親のつまんない結婚記念日を盛り上げてあげたんだから、お礼としてお義姉さんが食事代を払うのは当然!」とまで言ってきました。

 

仕方なくその場は私が支払うことに。私の両親の顔もすっかり引きつっていました。このことを知った夫は飛んできて、私と両親に平謝り。夫からもさんざん義妹には言い聞かせているのですが、義妹は聞き流しているようでした。

 

そんな義妹が、今度は私が高級寿司店で働いているのをどこからか聞きつけたようなのです……。

 

義姉のおごりで高級寿司♡

その日、私はお休みだったので家でのんびりしていました。そこに、義妹から連絡がありました。

 

「今日はお店に来ていないの?」と言われ、びっくり。「まさか、私の働いているお店にいるの!?」と尋ねると、「そうよ!こんな高級寿司店で働いてるのを教えてくれないなんて、お義姉さんったら水臭いわね~」と義妹。

 

「食事代は店長のおごりって店員さんに伝えたから!」

「義姉が高級寿司屋の店長でほんとラッキー♡」

「私はパートだけど…」

「え?」

 

義妹は私のことを高級寿司屋の店長と思い込んでいるようでした。

 

結婚前にはアパレル店の店長を任されていたこともありました。しかし、結婚を機に、私は時間に融通のきくパートとして働くことを決めたのです。どこで勘違いしたのかはわかりませんが、私は今はただのパートなのです。

 

 

 

義妹のとんでもない言い分

「私はパートだから、支払いを無料にする権限はないわ」「好き勝手食べて飲むのはそちらの自由だけど、しっかり支払いはしてね」と言うと、再び「え!?でもこのお店で働いてるんでしょ!?」と義妹。

 

ため息をつきながら、私は店長でないこと、パートも割引は使えないことを繰り返した私。すると、義妹は「じゃあ、本当に何もサービスしてくれないの!?」「今日のこの食事代は……私たちが払わないといけないの!?」と焦り始めました。

 

お店で飲食したら、その分の対価を支払う。当たり前のことなのに、何を言っているんだか……と私は呆れていました。

 

「そんなの無理!絶対に払えない」「なんとかしてよ!」とわめく義妹に、私は「自業自得でしょ」「払えないなら警察を呼ばれるだけよ」と淡々と返します。

 

「子どもたちの目の前で、無銭飲食で警察に連れていかれるなんてダメよ!」と叫ぶ義妹。「なら、ダメ元で本当の店長に直接頼んでみたら?」「うちの店長、あなたの知り合いみたいよ」と言うと、義妹は「あらそうなの?それなら頼めばきっと許してくれるよね!」「だってうちは5人も子どもがいて家計が厳しいんだもの!」とまたとんでもないことを言い放っていました。

 

 

 

店長に相談した義妹の末路は…

30分後――。

 

「お義姉さん!お願い!お金を貸して!」「絶対に後で返すから、今すぐお店に20万円もってきて!」と半泣きで電話をかけてきた義妹。

 

いくらうちの寿司屋が高級店とはいえ、20万円分も食べたのかと聞くと、「1本2万円もする日本酒も頼んで……」とのこと。店長に直談判したのかと尋ねると、途端に義妹は口を濁しました。

 

実は、そのお寿司屋さんの店長は義妹の同級生。私の夫の苗字が珍しいため、以前、店長に、私の夫に妹がいないかと尋ねられたことがありました。そのときに店長と義妹が同級生であることがわかったのです。

 

「割引も分割も全部断られちゃったの……」「しかも、食事代の20万円のほかに10万円も請求されてて……」と義妹。

 

 

詳しく聞いてみると、義妹の悪癖は学生時代からすでに始まっていたそう。高校時代に、うちの店長からお金やバッグ、服などをいろいろ借りたままで一切返していなかったようで、その返済と弁償費用も求められていたのです。

 

「卒業と同時に、あの子の連絡先ブロックしたから……」「それっきり連絡も取りづらくなって、借りたものも返せなかったっていうか……」と義妹。もう呆れてものも言えません。

 

「義理の妹家族がこんなに困っているんだよ!?」「私たちのことを見捨てるっていうの!?」と義妹。しかし、私にだって腹に据えかねたものがあります。

 

「助けてほしいなら、まずは私たちにも食事代を支払いなさい」「まずは、この間の私の両親の結婚記念日の食事代!あなたたちが食べた分はしっかり耳を揃えて払いなさい!」と言うと、義妹は悲鳴を上げました。

 

その後――。

 

 

義妹家族は店長に土下座して、割引や分割を求めたそうですが、店長は一切許さなかったそう。結局、義妹は消費者金融からお金を借りて、一括で食事代と高校時代の借金を支払ったようです。

 

しかし、その様子はたまたま店に来ていた義妹のママ友にしっかり目撃されていました。義妹たちの様子はあっという間にママ友たちの間で知るところとなり、義妹一家はそそくさと引っ越し。子どもたちはかわいそうでしたが、義妹を反面教師にしてまっとうに育っていってほしいと思います。

 

義妹一家が引っ越していってくれたおかげで、今ではイベントごとも気兼ねなくできるようになりました。今度、私の働く店に両親と夫を招待して思う存分お寿司を食べてもらおうと思っています。

 

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