息子のイヤイヤ期は1歳後半ごろから始まり、2歳代がピークでした。うまくブロックで遊べない、嫌いな食べ物が食卓に出てきたときなど、いろいろなシーンでイヤイヤが爆発。つい私も感情的になって叱ってしまいました。今回はイヤイヤ期を通して学んだ体験談をお伝えします。
魔のイヤイヤ期、感情的になって当然
現在息子は7歳です。子育てを振り返ってみると、いちばん大変だったと思う時期が、1歳後半~2歳代だったと感じています。まさにイヤイヤ期です。
たとえばスーパーへ行ったとき、カートに乗せるとイヤイヤが始まる。抱っこをしてもイヤイヤがおさまりません。「ならどうすればいいの?」と感情的に叱ってしまうこともありました。こうした毎日を過ごしていると、感情的になってしまうことがあって当然だと思います。
気持ちが切り替えられる方法を見つける
息子を感情的に叱ったあと、「言い過ぎたな」と自己嫌悪に陥ることも多々ありました。感情的になるのは仕方のないことですが、ただひとつ気をつけたいと思ったことがあります。それは「自分の感情をエスカレートさせないこと」です。
自宅でカッとなったときは、クッションに向かって思いっきりパンチする、子どもと別の部屋に行くなど、気持ちを切り替えられる方法を模索しました。自分に効くクールダウン法を見つけておくと、今後の子育てにも役立つことを実感しています。
困ったときはわが子を抱きしめた
何をしても泣き止まない、おもちゃを投げてくる。こんな状況にイライラがおさまらず、つい息子の頭をたたいてしまうこともありました。
たたくのはよくないとわかっていても、感情をおさえることができません。しかし、一度手を上げてしまうと感情はエスカレートするだけだと気づきました。そこで、対応に困ったときは息子を抱きしめることにしたのです。親子で泣きながら心を落ち着かせることができました。
普通に着替えをすれば5分で済むところを、30分以上かかることもあるイヤイヤ期の子育ては、ふだん以上に大変でした。しかし、気持ちを切り替える大切さなど、学ぶことも多くあったイヤイヤ期だったと感じています。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、おいしいものを食べること。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。