生活費を増やしてほしいと頼んでも、節約すればいいと取り合ってくれない夫。さらに、専業主婦の私を馬鹿にするので、うんざりしてしまいました。
苦しい生活で工夫しているのに…
2週間後、私は食事のことで夫ともめてしまいました。私は少ない生活費でなんとか工夫して食事を用意しているのに、夫はメニューが気に入らず、外で食べてくると。
家計簿を見て状況を理解してほしいと頼みますが、金のことで文句を言うなら離婚すると脅してくる始末。夫は、いつでも出せるように離婚届を書いて置いておけと言って、それ以来、半年間も私を無視したのです。
半年も私を無視した夫から突然の連絡
半年後、突然夫から連絡がありました。
「俺に無視されて半年だな」
「旦那様の有難みがわかったか」
「土下座すれば許してやる」
しかし、それに返信したのは私ではなく、私の友人でした。
「は? あんた誰?」
実は、私が使わなくなったスマホを友人が管理してくれていたのです。私の夫からの連絡だと気づいた友人は、状況を説明します。友人と私は離婚前から小さな会社を立ち上げており、それが軌道に乗っているところ。私は仕事の関係で海外にいると伝えてくれました。
私は1週間ほど前に、離婚届を出したのですが、夫は気づいていなかったようです。混乱する夫に、友人は追い打ちをかけます。慰謝料の請求が、弁護士を通して届く予定だと。そう、夫は不倫までしていたのです。
私を見下して、不倫した夫を成敗
1週間後、話がしたいと夫から連絡が。しかし、経済的な嫌がらせや長期間の無視、不倫までされた私に、彼を許す気はありません。
専業主婦で施設育ちの私には頼るところがないから絶対に離婚はしないと、夫は考えていたようです。そんなふうに私を見下す人とは、もう一緒にはいられません。突然、連絡してきたのも、もともとあった借金でお金が回らなくなったからだったのです。言い訳を並べる夫に、もう関わらないでほしいと私は告げました。
その後、元夫は借金と慰謝料の返済に追われ、働き詰めの日々を送っているようです。一方、私はつらかった結婚生活を終えることができたので、これからの生活に希望を感じています。
夫婦とは、どんなときでも対等であるべきではないでしょうか。専業主婦を馬鹿にしていた夫でしたが、離婚され借金に追われるようになって、妻の有り難みに気が付けると良いですね。
【取材時期:2024年8月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。