こんにちは、保育士の中田馨です。そろそろ仕事復帰というママもいるかと思います。赤ちゃんを保育所に預けるためにおっぱいからミルクに移行させたい。でも、なかなかうまく移行が進まない!なんてママは多いです。完全母乳で育っている赤ちゃんは、ほとんどがそうではないかと思います。そこで今日は、哺乳瓶やミルクを嫌がる赤ちゃんへの対処方法をお話しますね。
赤ちゃんは何が嫌なのかを考えてみる
まずは、赤ちゃんが哺乳瓶やミルクの何を嫌がっているか観察してみましょう。理由は大きく2つに分かれます。「ミルクの味」か「哺乳瓶の感触」。この2つの嫌な理由を解消してあげましょう。
ミルクが嫌な場合
ミルクの味が嫌な場合。
もしできそうならミルクメーカーを変えてみるのもひとつです。「これは飲むけどどこれは飲まない」なんてことはよくある話。ただ、保育所に入る場合は保育所で使っているメーカーを聞いておくことも大切ですね。
また、スプーンに入れて少しずつ口に運んで、ミルクの味に慣れていく方法もあります。なかには、ミルクの温度が低すぎると嫌がる赤ちゃんもいます。「ひと肌くらい」の温度が基本ですが、微妙な温度の差で飲んでくれないことがあるので、赤ちゃんにとって好きな温度を探ってあげるのもひとつですね。
哺乳瓶が嫌な場合
哺乳瓶が嫌な場合。
いろいろな形の乳首にチャレンジしてみましょう。しっくりくる乳首が見つかればラッキーです。また、母乳を哺乳瓶に入れて飲ませてみるのもひとつ。飲み慣れた母乳が哺乳瓶から出てくることで安心することもあります。
ミルクが嫌な場合も、哺乳瓶が嫌な場合も当てはまりますが、赤ちゃんがうとうと眠りかけているときだったら、飲んでくれることもあります。
保育士さんにお任せする方法もある
保育士さんに相談してみましょう。保育所に入ってしまえば、ママのおっぱいは簡単に飲むことができません。おなかが空いてもミルクしかなければ、赤ちゃんはあきらめて飲み始めることも多いです。
赤ちゃんが新しい生活でミルクを飲んでくれないと心配ですが、イライラせず、無理強いせず、赤ちゃんのペースに合わせて進めてあげてくださいね。
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。