山口果物さんが教える!巨峰ってどんな果物?
"フルーツのプロ"山口果物さんって?
FRUIT GARDEN 山口果物さんは、大阪で100年以上続く老舗果物屋さんで、正真正銘"フルーツのプロ"。
「ライフスタイルにもっと果物を」をコンセプトとする山口果物さんは、公式YouTubeも配信しており、プロの目線で果物に関する役立つ動画を発信しています。
今回は、「巨峰とピオーネは何が違う?美味しい巨峰の見分け方と保存方法」というタイトルの動画で、スタッフのナオ先生とCoCoさんが語っていた「巨峰の保存方法」を実践してみます♪
巨峰は追熟しない果物!
動画内でナオ先生とCoCoさんは、「巨峰は追熟しない果物」と教えてくれました。
追熟とは収穫後に一定の期間おくことで完熟させることで、巨峰はどれだけ時間がおいてもそれ以上は甘くならないんだそうです。
なので、巨峰の一番の正しい食べ方は動画内のお二人ともに同意見で、「買ってすぐ食べる」こと!
巨峰を買ったらできるだけ早いうちに全部食べ切ってしまうのがベストだそうですよ。
「房のまま保存しないで!」巨峰のシーン別おすすめ保存方法
巨峰は買ってすぐ食べるのが1番美味しい……とはいえ、一度に食べてしまうのがもったいなく感じてしまうので、何日かに分けて少しずつ食べたいのが本音です(笑)。
1人暮らしの方は量が多くて食べきれず、保存せざるを得ない場合もありますよね。
動画内で山口果物さんは、買ってすぐに食べない場合に使える「巨峰の保存方法」を教えてくれています。
保存したい期間の長さに合わせた保存方法を2パターン実践するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
巨峰の保存方法①短期間で楽しみたいなら「粒を軸から外すべし!」
2〜3日、巨峰を日持ちさせたい場合は、粒を軸(枝)から外してしまいましょう。
巨峰は軸の部分から傷みだすので、早めに軸から外すのがベストです。
このとき、キッチンバサミなどで枝の部分を少しだけ残すように軸から取り外すと、粒の水分損失が少なく済みますよ♪
軸の部分はかたいので、よく切れるキッチンバサミでカットすることをおすすめします。
粒を軸から外したら、ラップをして保存容器に入れて冷蔵庫で保管してくださいね。
巨峰は房丸ごとのままだと冷蔵庫でも場所を取りがちなので、軸(枝)から外した状態の方が美味しいと聞いてラッキーな気分です♡
巨峰の保存方法②長期間の保存なら「冷凍すべし!」
2〜3日ではなく、もっと巨峰を長く1〜2週間は楽しみたい!という方は、冷凍保存がおすすめ。
冷凍保存しても美味しい果物はなかなかない中、巨峰は冷凍しても味がそこなわれないので、実は「冷凍にめっちゃ向いている果物」なんだそうです。
巨峰は皮がついたまま冷凍するのがベストです!
水滴がついていると冷凍したときにくっついてしまうため、私はキッチンペーパーを敷いたバットに隣同士がくっつかないように並べて、ラップをして冷凍庫で凍らせてみました。
凍ったら一度冷凍庫から取り出して、カチカチに凍った巨峰を、冷凍OKな容器や保存袋に入れて再度冷凍庫で保存します。
こうすることで巨峰同士がくっつかずに、1粒ずつ取り出しやすくなりますよ。
凍らせた巨峰は、まるでリアルなアイスの実……!
まずは凍ったまま食べてみると不思議と皮が気にならず、巨峰の濃い甘みがしっかりと残っています。
そのまま冷たいデザートとしてパクパク食べてしまうくらい美味しいです♡
解凍してしまうと皮を食べるのはちょっと難しいですが、山口果物さんいわく皮の近くに巨峰の甘みが凝縮されているので、ぜひ皮のギリギリまで食べてほしいとのことでした。
皮についた部分が一番美味しいので、先にむいて食べるのではなく、皮ごと口に入れてから皮の内側をしごくようにしてペッと皮のみ出すのがおすすめだそうです。
嫌でない方なら、少し苦味がありますが巨峰も皮ごと食べて良いそうですよ。
巨峰の季節を正しく美味しく楽しもう♡
今回は、フルーツのプロ・山口果物さんの公式YouTubeから「巨峰の保存方法」を学びました。
筆者は巨峰を買った日には、冷蔵庫に房のまま保存していたので「もっと早く知りたかった〜!」と後悔(泣)。
巨峰は追熟しないこと、軸から外して保存する方が美味しさを保てこと、冷凍しても風味が落ちないことを学び、身近な巨峰について今までどれだけ知らなかったか思い知らされました。
今回実践した保存方法は、もちろん我が家の必須ルールに認定!
意識すればすぐに実践できるものばかりなので、みなさんも巨峰を買ったらぜひ試してみてくださいね♡