なかなか二語文を話さない次女
言葉の発達が遅めの次女は、2歳になってもほとんど二語文を言いませんでした。いくら次女に話しかけても、「ママ」や「ねこ」など、簡単な単語を最低限しゃべるだけ。
ただ、こちらの言うことを次女は理解しているようなので、私も家族もあまり気にしていませんでした。
ママ友からかけられた言葉
ある日、ママ友から「次女ちゃん、何歳だっけ? うちの子もしゃべらなくて気になってるのよね」と言われました。
「2歳だよ」と答えると、ママ友は驚いたようで「え、もう2歳なの!? 女の子で2番目の子にしては発語が遅くない? うちのお姉ちゃんは1歳前からしゃべったよ?」と言うのです。
自分の子と他人の子を比べて、しかも性差で決めつけるなんて無遠慮な人だなぁ…… と感じましたが、私は「人によると思うよ」とだけ言って、その場はスルーしました。
2歳半健診でも発語せず…
ママ友の発言になんとなくモヤモヤを抱えたまま、2歳半健診を迎えました。2歳半健診でも次女は発語せず、看護師さんも「うーん」と首をひねっていました。
「他の行動に問題はないのですが、気になるなら療育をしてみましょうか」と言われ、腹をくくった私。よし、これから療育を頑張るぞと決心し、家族にも問題を共有して夕飯を食べていたそのとき……。
次女が夕飯のにんじんを指さして、突然「ママ、これいらない」と言ったのです! いきなりしゃべりだした次女に私たちはびっくり! うれしかったものの、なんで今までしゃべらなかったの?と拍子抜けしてしまいました。
その後少しずつ言葉数が増えた次女は、今では家族で一番のおしゃべりに。2歳のときにほとんどしゃべらなかったのが嘘のようです。
子どもの成長は人それぞれ。軽い気持ちで他人の子の発達に関して口を出してしまいそうになりますが、そこはグッとこらえて見守ってほしいなと思った出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:大野肉美/40代女性。2015年、2019年生まれの女の子のアラフォー母。育児の傍ら在宅ワークをおこなう。趣味はK-POPや音楽活動。日常生活のクスっと笑えるエピソードを読んだり聞いたりするのが大好き。モットーは「一日一笑」。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)