不妊治療の痛み、実際に体験してみると
理解がない夫の発言に、私は「今ここで注射を打ってみて」と空の注射器を渡しました。
かずやさんは実際の注射器を渡されると、恐怖で手が震えます。
見かねたひかりさんは方法をレクチャーし、「みんなやってることだから耐えられるよね?」とかずやさんと同じ言葉を言い返しました。
不妊治療は当たり前にこなせるものではなく、女性が痛みや不安と闘いながらおこなっているのだと説得するひかりさん。
かずやさんはひかりさんの気持ちを知り、「今まで本当にごめん!」と頭を下げるのでした。
子ども欲しさに、ひかりさんに不妊治療を半ば強要してきたかずやさん。苦手な注射針を実際に手に持ったことで、自分がひかりさんにしてきたことへの怖さや大変さが理解できた様子です。ただ、ここまでの状況になる前にかずやさんにもひかりさんにも話し合う時間はもっと持てたかもしれません。
何ごとも言うのは簡単ですが、実際におこなうほうが難しいもの。今回お互いの本音を話し合えたことで、今後の夫婦関係に良い影響があることを願うばかりですね。
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