バインはベトナム語で粉物料理の総称
今回挑戦するのは、テレビ東京『男子ごはん』で紹介されていたバインセオです。国分太一さんと料理家・栗原心平さんのゆるめの掛け合いが自然で大好きな番組。
バインセオはベトナム風のお好み焼きなんて言われたりする、ベトナム南部の名物料理。具入りの卵焼きのようですが、この黄色は主にターメリックでついた色です。
現地の屋台で焼かれている様子を想像しながら、作っていきたいと思います。
栗原心平さん「バインセオ」の作り方
材料(2人分)
- 室温に戻したラード…大さじ4
【生地】
- 米粉…100g
- 水…100ml
- ココナッツミルク…200g
- ターメリック…小さじ1/4
- 塩…ふたつまみ
- 香菜(みじん切り)…大さじ2分
【具材】
- 溶き卵…1個分
- むきエビ…10尾
- 豚バラ薄切り肉…4枚(120g)
- 玉ねぎ…40g
- もやし…50g
- 揚げ玉…大さじ2
- 塩、黒こしょう…適量
【タレ】
- 大根…50g
- にんじん…50g
- 玉ねぎ…30g
- 塩…小さじ1
【a】
- 水…大さじ2
- ヌクマム…大さじ2
- レモン果汁…大さじ1.5
- 砂糖…小さじ1
- 豆板醤…小さじ1/3
【包む野菜】
サニーレタス、エゴマ、ミント、バジル、香菜など…適量
材料多っ!めげずに作っていきましょう!
聞きなれない調味料「ヌクマム」ですが、基本的にはナンプラーと原料は同じ”魚醤”です。
ヌクマムとナンプラーでは発酵度合い、香り、塩味が少し異なるようです。
今回、ヌクマムは手に入らなかったのでナンプラーで代用しました。
作り方①生地を作る
ボウルに【生地】の材料を合わせて混ぜておきましょう。
作り方②タレを作る
大根とにんじんは縦にせん切りに、玉ねぎは薄切りにします。
ボウルに合わせて入れ、塩をふって揉みます。10分程度置いてから水分を絞り、【a】と混ぜ合わせてタレの出来上がりです。
作り方③具材の下準備
玉ねぎは薄切りに、むきエビは水で洗い、背わたがあれば取っておきます。豚肉は4cm幅に切って塩少々をふっておきましょう。
【包む野菜】も洗っておきます。
作り方④具材を焼く
大きめのフライパンを強火で熱し、エビ、豚肉を各半量を入れて加熱しましょう。ここで塩、黒こしょうもふります。
色が変わってきたら①の生地をお玉1杯分薄く流し入れて、中強火に火を落として焼きます。
生地がかたまってきたら、フライパンのふちからラード大さじ2を流し入れ、弱火でじっくり焼いていきます。
ラードはすごい量にびびって半量に。私的には十分だったように思います。
ちょっとずつ鍋のヘリに添わせてぐるりと回しながら溶かしました。
表面が乾いてきたらその上に玉ねぎ、もやしを各半量、揚げ玉大さじ1、溶き卵1/2個分を加え、蓋をして2分間蒸し焼きにします。
生地に薄く焼き色がついたら半分に折って出来上がりです!
もう1枚も同様に焼きましょう。
作り方⑤盛り付けて、包んで完成
【包む野菜】とタレを添えて盛り付けます。
ビールも添えて、準備万端。
サニーレタスの上にエゴマ、ミント、バジル、香菜、そして焼いたバインセオを1口分重ね、タレをかけたり、くるっと野菜で巻いてタレをかけたりしていただきましょう。
そうそう、この味!
ココナツミルクの香り豊かな生地、フレッシュな野菜の個性強めの風味、焼きの入った肉やエビの優しい味と、酸っぱ辛いソースが口の中で合わさって、バインセオだ!と嬉しくなりました。
一人で食べるのはもったいない!
ハードル高めに感じるけれど、それだけにスペシャル感は抜群。たっぷりの葉物野菜をワシワシ食べられて、ボリュームも満点。大いに楽しんでいただきました。
アジア料理好きな友達が集まるシーンなどで、イベントのようにわいわい作るのにもぴったりの料理かと。ぜひご家族やお友達とトライしてみてくださいね!