せっかく抱っこでゆらゆらして寝かしつけても、布団に下ろすと起きてしまう……と嘆いている方へ。私の娘は、スリングで寝かしつけてからベッドに下ろすと、そのまま静かに寝てくれました。今回は参考までに、その方法をお話ししようと思います。
恐るべし“背中スイッチ”
私の娘は、生後2カ月になる前に、巷で言う“背中スイッチ”がオンになることがよくありました。抱っこをしているときはすんなりと寝てくれるのですが、「そろそろ大丈夫かな?」と、ベビーベッドに下ろした瞬間に「ふぇ~」と泣き始めます。
昼も夜も関係なく、毎回最低でも3回は寝かしつけをやり直すことになり、どうにかならないものかと思っていました。
新兵器、スリング投入!
そこで私が目をつけたのがスリングです。おくるみで巻いて寝かしつけると背中スイッチが作動しにくいと、ネットなどの口コミを見聞きして、スリングでも代用できるかもしれないと思い、試してみました。
スリングに娘を入れ、いつもと同じように抱っこで寝かしつけます。寝た……と思ってからさらに5分ゆらゆらしてから、スリングごとそっとベッドに下ろすと……。なんと! そのままスヤスヤ寝てくれました!
体重が重くなってきたときの応用方法
スリングの補助があるとはいえ、娘が生後9カ月になるころには、長時間抱っこをしているのがつらくなってきました。そこで、とりあえずスリングには入れた状態でベッドへ連れて行き、そのまま下ろしてベッドに横になった状態で寝かしつけることにしたのです。
泣くかな? と思ったのですが、意外にも娘は多少キョロキョロしたものの、しばらくすると眠りに落ちていきました。いつも使っているスリングに包まれているので、安心感があったようです。
あくまで私の場合ですが、娘の背中スイッチがオンになってからは70分ほどかかっていた寝かしつけが、スリングを使うことで30分ほどに短縮されました。
著者:上杉芽生
一男一女の母。結婚を機に小売業の会社を退職。現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。スリングはリングが付いているものの使用をおすすめします。また、赤ちゃんはスリングに縦抱きで入ってもらう(生後2週間以降ならOK)ようにし、腰からおしりにかけて丸くCカーブ、足はM字になるようにしてください。高さは、ママのおへそより上に赤ちゃんのおしりが来ていて、おでこや頭にキスができるくらいの位置にしてください。