生理中のにおい
中学生のころ、経血量が多く、においが強いのが悩みでした。生理2日目と3日目は特に強く感じ、自分でも座っているだけで「これは経血のにおい」だとわかったほど。
そんなある日、休み時間中に友だち数人と話していたとき、友だちの1人が「ねえ、何かにおわない?」と言うのです。ほかの子も「そうだね、場所を移動しようか」と言ったので、自分のことでなかったとしても、私は「ああ……自分のことなのかな」とショックを受けてしまいました。
試した改善策
母ににおいのことを相談すると、ナプキンの交換回数が少ないのではと指摘を受けました。たしかに私自身、何回もトイレに行くことを恥ずかしく思っていてトイレに行く回数が少なく、またナプキンもギリギリまで使わないと「もったいない」と思ってしまっていました。母から「ナプキンの交換回数を増やせばいいのでは?」と言われ、私は頻繁に替えてみることにしたのです。
いつも多い日用のナプキンをつけていたので、トイレに行くたび「いつもなら、まだ替えなくても大丈夫だけどな」という気持ちはありましたが、意識的に替えるように。また、生理中はデリケートゾーンを普段以上に念入りに洗うように心がけました。
母に相談してみてよかった
そして、ナプキンを頻繁に交換するようになってからは、生理中のにおいを強く感じることが少なくなったのです。
私が中学生のころは20年ほど前のことで、まだインターネットも普及していなかったころ。インターネットでにおい対策を調べるという発想もなく、友だちにも話題にしにくい内容だったので、母に相談してよかったです。そして、今ではセンシティブな話題でもインターネットで簡単に調べたり、それに関連した商品をすぐ購入したりができるので、便利な時代になったなと思います。
トイレに行きにくかったことと、いつも多い日用のナプキンをつけていたので、ナプキンの交換回数が少なかったことで、自らにおいの原因を作っていた私。母にアドバイスをもらえ、改善できてよかったです。今でも、生理中は頻繁にナプキンを交換することを意識しています。
※デリケートゾーンを洗浄する際は、自浄作用が低下し腟内への細菌の侵入を許してしまうため、せっけんやボディーソープなどで腟内まで洗浄しないようにしましょう。
著者:堀川京香/30代女性・2020年生まれ、2022年生まれの女の子を育児中の2歳差姉妹ママ。生理不順を機に前職を退職。自身の経験を元に妊活・出産・育児について執筆中。
イラスト:マメ美
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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