毎日同じ生活リズムにしたくても、わが子の成長や夫の仕事のサイクルの影響で変化してしまう寝入りのタイミング。理想と現実のギャップからストレスが溜まり、いつの間にか私はしかめっ面で赤ちゃんと接していました。そんなときに私が笑顔を取り戻すために「諦めたこと」をお伝えします。
諦めたこと【1】就寝時のくせをやめさせること
娘は寝るときに私のおっぱいが必要でしたが、乳首の荒れをきっかけに「おしゃぶり」を導入しました。自分でおしゃぶりをくわえて寝てくれたので、夫にも預けやすくなり重宝しましたが、別れのときはやってきます。
おしゃぶりがない口寂しさからスリーパーのファスナーを噛み、金具が破損したことも……。危うく誤飲してしまうところでした。注意してもやめてくれなくて、寝入りも悪くなったので、心の安定を第一に、自然にやめるのを待ちました。注意は必要ですが、寝入りがスムーズになったことで、私のひとりの時間をつくりやすくなりました。
諦めたこと【2】家族みんなで“川の字”で寝ること
里帰り後、夫と赤ちゃんと私の3人で“川の字”になって寝ていました。ところが、「夫が赤ちゃんを潰しそうになる」「イビキで私が眠れなくなる」などのトラブルが続出。帰りが遅い日には寝かしつけ真っ最中に、夫が寝室に入ってきて、パパと会えた喜びで赤ちゃんの目はパッチリ! “一からやり直し”なんてこともありました。
お互いストレスが溜まり、やむなく別々の寝室にしました。熟睡できるようになり、睡眠不足でつらかった日中のお散歩が楽になりました。
諦めたこと【3】寝る直前のDVDと早寝させること
わが家は共働きのフルタイム同士です。夫の帰りが遅いときは家事の分担ができないため、食事の準備中は子ども向けDVDに頼らざるを得ないときもありました。
家事が終わる9時半近くまでDVDを見せるせいか、寝つきが悪く、10時半を回ることもしばしば。寝起きも遅くなり悪循環ですが、「いまは仕方がない!」と割り切ることにしました。赤ちゃんとの時間をつくれない自分を責めていましたが、割り切ることで心の逃げ道ができ、イライラする回数が減りました。
理想通りにできない自分を責めるのではなく、少し「諦めること」を取り入れて心に余裕を持つことで、わが子と笑顔で向き合えるようになりました。じょうずに逃げ道をつくることも子育て方法のひとつだと思っています。
著者:長山まな
結婚を期に人口3,000人弱の田舎へ移住。2歳の娘と夫と3人暮らし。仕事をしながら、地方・共働きならではの子育て記事などを執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。