恐怖のドライブ
マッチングアプリで出会った男性とドライブに行くことに。「夜景を見に行こう」という彼のプランに「いいですね」と答え、私は緊張しながら彼の車に乗り込みました。初対面ということもあって多少緊張していたのですが、彼がいろいろな会話で盛り上げてくれ、途中までは楽しく過ごすことができました。
しかし……夜景スポットに向かう道中、山道に差しかかったときにあまりにも周りが暗く、私が「このへん怖いなぁ」とつぶやいたときです。彼が「怖いの?大丈夫?」と声をかけてくれたのですが……彼は続けて「後部座席に紐があるから縛ってあげようか」と言い出したのです!
なぜ紐があるのか、なぜ紐で縛るなどとシャレにならない冗談を言うのか……。彼の思考が読めず、私は「怖すぎる!早く逃げたい!」という気持ちでいっぱいに。「冗談だよ!紐で縛るなんてしないから安心して」と言われましたが、もはや恐怖でしかありません。
しかし、仮にこんな山道で「降ろして」と言っても周りに助けてくれる人もいないでしょうし、逃げる手段もなく、そのまま彼の車に乗り続けるしかない状況です。何か起きたときのために、手元の携帯は常に110に繋がる状態にしておきました。
その後、特に何もなく山道を抜けて夜景スポットに到着。サッと夜景を見て「そろそろ帰りましょう」と私から切り出しました。帰りの道中は何を話したか覚えてないのですが、自宅近くまで送ってもらい、無事に生還することができました。
後日、彼から「今度2人で旅行に行かない?」とお誘いの連絡が。しかし、まだ彼への恐怖心が残っていた私は返信することなく、彼の連絡先を削除しました。
時にはノリも大事ではありますが、初めて会う男性と夜に2人きりでドライブデートをするのは、もう少し警戒したほうがよかったなと反省しました。もっと電話でやりとりをしたり、何度か会ってみたりなど、信頼できる人かしっかり確認すべきでした。今後、アプリで出会いを求めるときは、もっと慎重に行動しようと思います。
著者:柳原 りん/20代女性・医療機関勤務の独身。趣味はネットフリックスで映画鑑賞。
作画:ちゃこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)
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