出産直後の私に無茶なお願い
高校生のころから学校以外でも遊ぶほど仲が良く、もう10年ほどの付き合いになる友人は、同年代より少し早く結婚、出産したためか、それを機に何かとマウントをとりたがるように。
「独身って自由でうらやましいな〜」「やっぱり子育ての大変さとか子どものかわいさは、子どもを産まないとわからないよね。〇〇(私)にはこの気持ちまだまだわからないでしょ〜!」など、たびたび繰り返される結婚や出産話などバカにしてくるような発言に「前はこんな子じゃなかったのに……」と少し残念な気持ちになりつつも、昔からの友人ということもあり、誘われれば会う程度の付き合いを続けていました。
そんななか、私も結婚し、まもなく娘を授かります。産後数週間が経ったころ、その友人には直接妊娠、出産の報告はしていなかったのですが、SNSで私の出産を知ったようで、「今度家に遊びに行かせて!」と連絡がありました。
しかし、付きっきりでお世話しないといけない新生児がいるのに加えて、私の体も出産直後でボロボロ。とてもおもてなしができる状態ではありませんでした。「ごめん……今、人を呼べる状態じゃなくて」と正直に伝えると、友人は「そうなんだ〜。私は産後すぐに動けたし、友だちもいっぱい呼べたよ! 私って昔から体強いしさ〜」とすぐに産後元気だった自慢が始まりました。「仲が良かったころとは、考え方や性格が違うんだな……」と私はゲンナリ。
今までの私に対する失礼な発言のことも思い出し、いくら付き合いが長くても許せないや……と思いました。そのまま返事をせずにいると、友人からも連絡はなく、それ以降会っていません。
以前は仲の良かった友人ですが、結婚や出産などを経て、価値観や相性が変わってしまったのかもしれません。マウントや無神経な発言など、他人を不快にさせる行動はよくないと思います。そして、そのようなことを言ってくる人と無理に付き合う必要はないと感じた出来事でした。
著者:安藤沙奈/20代女性・主婦。1歳の娘を育てるママ。娘が生後7カ月のときに復職。夫は残業で帰宅時間が遅く、平日はほぼワンオペ。子どもを寝かしつけたあとに、自分へのご褒美で食べるスイーツが大好き。
イラスト:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています