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40代で手がしびれて痛みだした…3カ月たっても治らず受診してみたら予想外の結果に【体験談】

40歳を過ぎて気になりだした手のしびれ。事務員特有の職業病か? もしくは慢性化している肩凝りの影響なのか? 思い当たる節はあるものの、原因はわからない……。結果はもやもやしましたが、3カ月かけてしびれを解消させた私の体験談です。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師中村 光伸先生

光伸メディカルクリニック院長。医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。
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手が痛い?じんわりしびれとほんのり痛み

42歳のころ、いつから始まったのかわからないくらいの自然な痛みに気付きました。右手の指先や手のひらがジーンとしびれている? 心なしかなんとなく痛い気もする。でも、昔からカチカチの肩凝り持ち。そこから来ているならしょうがない、そのうち治るかなと、半ば諦め気味にそのまま放置していました。

 

でも、一度気になりだしたら止まりません。気になるし、右手がじんじんしびれてなんとなく痛い。すごく痛いわけではなく、ほんのり痛い?とはてなマークがつく程度。しびれは手だけで、腕にはないのです。

 

最初の1カ月はそんな程度。気にはなるけれど病院に行くのは大げさなのかもと思って、過ごしていました。しかし、しばらくするとしびれの頻度が増えてきたのです。それまでは気が付くとしびれていると感じていたくらいでしたが、意識しなくてもしびれを感じるように。ただ物は持てるし、パソコンも操作可能。生活に支障はないけれど、やはり痛みは気になります。

 

2カ月がたち、違和感は感じつつも、でもまだまだ病院へ行くほどではないと思っていました。

 

息子のひと言で重いしりに火が付いた

問診票

 

3カ月目、しびれも痛みも続いています。今度は左手もしびれている気がします。もう、気になりだしたら、どこもかしこもしびれている気がして止まらなくなるのです。

 

あまりにもしびれが止まらないので、ついポロっと息子にこぼしてしまいました。「手がずっとしびれているんだよねー」。息子は理学療法士の専門学生。その2年目の彼に言われたのは、「手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)じゃないの?」。

 

しゅ、しゅこんかん? なんじゃそりゃ。息子いわく、神経を圧迫してしびれる病気だとか。彼からそれ以上の情報は得られなかったので、ネットを検索しまくります。なるほど、たしかに原因不明で、手首の正中神経が手首にある手根管というトンネルに圧迫されて起こると書いてある。でも、その症状は私なんかよりももっと深刻。親指の付け根の膨らみが痩せ細っている画像を見て比べても、私のそこは膨らんだまま。

 

そういえば、職場のマネジャーの知り合いは、手の先がしびれて眠れないほど痛くて手術したって言っていたような……。情報が増えるたびに不安が増えていきます。同じ気がする、違う気もする。気持ちは行ったり来たりの堂々巡りでした。

 

 

手根管症候群ではないということ?

レントゲンを確認する医師

 

調べても、思い当たる部分と違う部分が半分半分。しびれはひどくなっているようなときもあれば、気が付くと治まっているときもあるのです。でも気になる。痛みもある。そんなとき、当時中学3年生だった娘が、学校の体育で突き指をして帰ってきました。

 

しばらく様子を見ても痛いと言うので整形外科を受診することに。「あ、一緒に自分も診てもらおう」そう思い立ち、娘と一緒に受診。問診とX線検査。肩や首の辺りと手を撮影。結果は、手根管症候群と言うには症状が軽すぎる。ストレートネックでもなく、骨の形も問題ない、とのこと。

 

そして「原因はわからないけれど、しびれ止めのメチコバールを処方するから飲んでね。それでも続いたらまた受診して」と言われました。なんとも予想外で拍子抜けな結論。結構しびれているし痛いんだけどな……。ふに落ちないですが、先生の言う通りに薬を飲んでみます。

 

ただ4週間分処方されて、3週間ほど飲み続けていたら、どうやらしびれが治まってきたようなのです。原因がわからなかったのは、私の手のしびれや痛みは病気ではなかったからでしょうか。たしかに当時は本業とは別に副業も始めており、ダブルワークで疲れていたし、職場の人間関係も悪かったけれど……と思い返しました。体が「疲れてるよ」と教えてくれていたのかもしれません。

 

まとめ

症状はあるものの明確な病名がついたわけではなく、その後、転職して生活環境を変えたことでストレスや疲れは軽減されました。それとほぼ同時に手のしびれは気にならなくなりました。当時40代前半でまだ体力はあると思っていましたが、実際には衰えを感じることになりました。

 

現在45歳。代謝も落ちて体力もありません。今は睡眠を6時間は確保し、しびれてきたと感じたら手をもみほぐしたり、首や肩の筋肉が伸びるストレッチをしたりしています。こうした病気に負けないための体づくりが大切だと日々感じます。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:江原 春香/40代・ライター。1男2女を育てるシングルマザー。末っ子の大学進学をきっかけに収入を増やすべく副業ライターを始める。おいしいものを食べるのが特に大好き。 お出かけ好きで体形の割にフットワークは軽い。アイドルに日々目がハートになっている。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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