お家デート中、いい雰囲気になり…
ある生理の日のお家デート。2人で映画を見てのんびり過ごしているうちに、なんだかいいムードになりました。私は生理中なのでもちろん性行為はできません。そのことを伝えて断っても、彼から返ってきたのは「俺は気にしない」という言葉でした。「そういう意味じゃないのに」とモヤッとした気持ちが胸に広がり……。
女性経験の少ない彼氏だったため、「生理のことを理解できていないのかも」と思い、恥ずかしかったですが生理中に性行為をしたくない理由を説明。その際、彼は「わかった」と言ってくれたため、私は「理解してくれた」と思っていたのですが……。
堪忍袋の緒が切れて彼氏に喝!!
しばらく映画を見ていて1時間ほど経ったころ……また彼から迫られました。さっき、生理について、生理中の性行為の危険性や嫌な理由を説明したばかりなのに……! 彼の行動に私は開いた口が塞がらなくなってしまいました。
彼氏の思考が理解できずどうしてこんなことをするのか聞いてみると、「好き過ぎてどうしても襲いたくなる」と言います。
気持ちはうれしいですが、できないものはできません。ましてや2人の同意があって初めて成り立つ行為なのに、自分の欲のままに私を利用するのは明らかにおかしいと感じました。そして、私の中で彼へのモヤモヤが爆発し……。
「さっき説明したのに、どうしてわかってくれないの? もしそういう行為をしたら私の体にも負担がかかるんだよ。どうしてそんなにひどいことをしようとするの!?」と彼に強く思いをぶつけていました。
普段は喧嘩もなく穏やかに過ごしていたので、私が激怒している様子を見て、彼氏も深刻さを理解したようです。
「ごめん、平気そうに見えてたから。それにそこまで嫌がっていると思わなかった」と謝ってくれました。
生理中は体調が悪く、体調や衛生面を考えて性行為なんて考えられません。しかし、女性の生理中のつらさや状況は男性にはなかなか理解しづらいものだとも感じます。今回の経験を経て、一度ではわかってもらえなくても、わかってもらえるまで言葉で、しっかりと伝えないといけないこともあるなと実感しました。
※生理中の性行為は、感染症などのリスクが高まります。お互いに相手を思いやり、できるだけ生理中のセックスは避けたほうが安心です。
著者:あすまる/20代女性・会社員2年経験後、フリーランスのライターやデザイナー、YouTubeディレクターとして活動中。自分が心地よく生きられる仕事や趣味と出会い、毎日楽しく過ごしている。
作画:ちゃこ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)
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