運動会の観覧ルールを無視する家族が!?
子どもが幼稚園に入って初めての運動会。私たち家族は楽しみにして当日を迎えました。
事前にもらった運動会のプログラムには、午前中のみの開催であること、立ち見での観覧で椅子やレジャーシートは持ち込まないことなどが、約束事として書かれていました。
開会式が始まったころ、私はある光景を目の当たりにしがくぜんとします。プログラムに書かれていた「立ち見での観覧」の約束事を無視し、知り合いと見られる2家族のグループがアウトドアの椅子を5脚ほど広げ、日傘をさしながら座っていたのです。
立ち見席のスペースにもかかわらず、椅子を広げ場所をとり、ルール無視で運動会を観覧する姿に私は驚きました。
先生からは死角で見えない?注意されることもなく…
私たちを含め他の家族はみんな、立ち見を守っていました。しかし、その家族は園から注意されることもなく、終始、椅子に座っていたのです。おそらく、立ち見をする保護者の後ろに隠れていたので、先生たちからは見えなかったのかもしれません。
椅子を持ち込んだ家族は、元気に立ったり歩いたりする様子も見られ、病気やケガなど椅子に座らなくてはならない特別な理由もなさそうです。そして、周囲の冷ややかな視線を一切気にせず「ガハハハ!」と終始大声で笑う様子は、運動会の中でも目立っていました。
多くの家族が立ち見のルールを守る中、一部の家族が約束を守らない様子に、周りの保護者は困惑顔になってしまったのでした。
数週間後、園からもらった運動会の振り返りのお便りに、「立ち見を守らない家族がいた」という保護者からの声とともに、幼稚園からのお願いとして「運動会の立ち見の観覧やマナー向上へのご協力のお願い」が書かれていました。
マナーを徹底してほしいという保護者の要望が、園に多く届いたようです。運動会は、子どもも保護者も楽しみにしている行事。子どもの頑張りに水を差すような行為は残念に思います。改めてルールやマナーを守る大切さを感じました。
著者:新谷けご/40代女性。2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日です。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)