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「生理がまだこない。病気だったら…」受験勉強のストレスもあり…負のスパイラルに陥った私

初潮を迎えてから毎月決まった周期、期間で、経血量や症状で、規則正しく生理が始まり終わる……なんて人は、私の周囲にはなかなかいませんでした。かく言う私も、低用量ピルの服用を始めるまでは生理不順に何年も悩まされてきました。

定まらない生理周期

私の生理は中学1年生のときの初潮以降、ずっと安定しませんでした。月に2回以上くることもあれば、40日近く期間が空くことも。それでも生理がくるのが早いぶんには、普段からナプキンを常備するなどの対策を取れば困ることもありませんでした。

 

生理不順における私にとって最大の問題は、生理がなかなかこなくて悩んでしまうことでした。いつも頭の片隅でこない生理について考えてしまうのは大きなストレスで、大嫌いな生理にもかかわらず、心から待ち望むほどでした。

 

受験ストレスと生理の遅れ

高校3年生の冬、私は毎日勉強に明け暮れていました。大学受験のためです。体調に気をつかいながら、最後の追い込み期間を無駄にしないよう机に向かう日々でした。

 

そんなある日、私は生理がしばらくきていないことに気付きました。「またか」と思いながらも、「何か病気があったらどうしよう」「今度こそずっと生理がこなかったらどうしよう」という不安が。「いつものことだ」と割り切ってできるだけ考えないようにしても、ふとしたときに思い出して怖くなってしまう……。こうして入試直前の大事な時期に、勉強に身が入らない時間が増えてしまいました。

 

負のスパイラル、最長記録更新

勉強でストレスがたまる、生理がこずに悩む、勉強に集中できずストレスがたまる、そのストレスでさらに生理が遅れる……そんな負のスパイラルに私は陥りました。

 

それでも無理矢理ペンを動かし続けてセンター試験(現在の名称は大学入学共通テスト)を終えたころ、ようやく生理がきました。前回の生理からの期間は、なんと58日。これほど期間が空いたこと、そしてストレスの悪循環に苦しんだことは、後にも先にもありません。

 

その後も、生理はくるもののやはり周期は安定しないまま。センター試験の前後ほどではありませんでしたが、やはり生理がこないたびに不安にかられてしまう時期が続きました。そしてこのままではいけないと思った私は、ついに婦人科へ足を運ぶこととなったのでした。

 

 

その後、私は婦人科に通い低用量ピルを処方してもらうようになってから生理周期が安定。医師からは、初潮を迎えてからはホルモンバランスの影響で生理周期がなかなか安定しないこと、ストレスの影響で生理周期は乱れることがあると聞き、なかなか生理周期が安定しなかったことにも納得してしまいました。

 

低用量ピルを飲むようになってからは、生理痛や経血量など他の生理関連の悩みも軽くなって解放された思いでした。ストレスマネジメントや体調管理に気をつけたり、時には医師にも相談しながら、今後も自分の生理とうまく付き合っていきたいです。

 

 

 

※正常の生理周期日数は、25~38日と定義されています。3カ月たっても生理がこない場合は、放置せず婦人科で相談するようにしましょう。

 

著者:岸田まみこ/女性・主婦
イラスト:すうみ

 

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

 

 

 

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