結婚後、夫は「専業主婦なんだから、掃除くらい完璧にしろよな。なんのための専業主婦なの?」「料理これだけ? 家で何してたの?」と私を見下す発言ばかりを連発し、文句ばかり言ってきます。夫が私に専業主婦になってほしいと望んだ本音は、妻を養うことで有利な立場に立ちたかったからだと分かりました。
「やさしい・モテモテの夫」を演じる夫にうんざり
外では「妻に苦労をさせたくないから、専業主婦になってもいいって言ったんだ」「でも家事は分担してるけどね」などと言い、やさしい夫を演じている様子。
その一方で、自分は新入社員の女の子たちにちやほやされモテていると勘違いをしています。彼女たちに気を使わせていることも気づかず、家でも自慢ばかりでうんざりしていました。
予想外の返答に顔面蒼白
ある日、夫が神妙な顔で帰宅し、「実は俺、気になる女ができたから別れよう」と突然告げてきました。私が静かに「そう、わかった。好きな人ができたなら仕方ないね」とあっさり承諾すると、夫は大慌て!
「え? 普通拒否するでしょ。離婚なんかしたら俺に養ってもらえなくなるんだぞ!? それでもいいのかよ!」「冗談だよ、本気にするなって……」と焦りを見せました。
どうやら夫は私を試し、上下関係を再認識させようとしていたようです。
離婚準備を進めていた妻
とっくに夫への愛情は冷めていた私は、ずっと前から離婚を決め、夫の暴言を録音し、離婚の証拠として準備していました。
私は「好きな人ができたんでしょ? 離婚しましょう」「ずっと離婚したいと思っていたの。毎日見下されて、文句を言われて、本当に不愉快だった」と冷静に伝え、証拠を提示。まったく家事ができない夫は謝罪してきましたが、離れた気持ちは戻りません。後日、離婚が成立しました。
離婚後、私は夫に小言を言われることのない自由な一人暮らしを始めました。結婚前の職場に戻り仕事に打ち込む毎日。今は本当に充実しています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。