夫が張り切って作ってくれた料理は…
一瞬見た感じではとても豪華な料理に見えたので、ウチの夫、最高!? と思いました。しかしいざ食べ始めようとよく見ると、そこに並んでいたのは今までに見たことのない料理たち……。豆腐にのりが巻いてあり、お皿の底には大量の水がたまっている物、薄切りにしたつもりが厚切りになっている、生のネギと生の茄子を混ぜた物。ほうれん草の天ぷら。味がびっくりするほど薄い味噌汁。硬めのご飯。それまで25年間生きてきて、一度も目にしたことのないメニューばかりで困惑し、お世辞にもおいしいとは言い難い物ばかりでした。しかし、それでも一生懸命作ってくれた夫にはとても感謝しました。
それ以来、体調不良のときは近くに住む母に頼んで作ってもらったり、レトルトや宅配を利用したりしながら切り抜けるように。その後、3人の子どもが毎年立て続けに生まれる中で、夫が料理をしなければならない機会が増えたので、自分の発想や直感のみで作らないように一緒にネットでレシピを検索した結果、レシピ通りに作ってくれるように! このエピソードは今になっても時々母や子どもたちと話して笑う、家族の思い出になっています。将来子どもたちが同じようなことをしないように、言い聞かせていこうと思った出来事です。
著者:長沢 えり/40代女性・会社員
17歳と16歳、13歳の娘と15歳の息子を育てている母。運送会社に勤務している。現在結婚18年目で、趣味はおいしいものを食べることと、韓国ドラマを見ること。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)