義母は足が不自由で一日中介護が必要だということを、結婚直前に夫から知らされました。
新婚生活と同時に義母の介護スタート
さらに、結婚したあとに夫はリストラされ、現在はアルバイトをしながら再就職を目指しています。私は義母が生活しやすいよう自宅をリフォームし、夫が仕事を見つけるまでの間、私が家計を支えることに。
そのため、私の貯金を崩しながら3人での生活を送っています。
医師から別室に呼ばれて
夫はやさしい性格ですが、実際の介護にはほとんど参加しておらず、私がその重荷を一人で背負っていました。フルタイムで働きながらの介護は想像以上に大変で、正直疲れていました。
そんなある日、仕事中に夫から義母が体調を崩したと連絡が! 慌てて帰宅すると、義母は思ったより元気そうでほっとしました。念のために病院へ連れて行くと、「ちょっと話があります」と医師から別室に呼ばれ、想像もしていなかった話をされたのです。
警察への通報を促された理由
部屋に入ると、医師はまず「何か困っていることはありませんか?」と切り出しました。驚いて何も答えられない私に、医師は「あなたの義母は歩けるはずです」と告げました。
義母は病気や怪我をしていないこと、かつて義母は病気を偽り、息子の妻からお金を詐取していたことがあると聞かされました。夫に離婚歴があると聞いていなかった私は、とても驚きました。
結婚してから予想外に出費が増え、今は家計を一人で支えていることを伝えたところ、「なにか犯罪に巻き込まれているのかもしれません。今すぐ警察を呼んでください」と強くアドバイスしてくれました。
夫と義母を問い詰めると…
怒りを抑え、まずは本人たちに直接確認することにしました。義母の病室を訪れ「お義母さん、本当は歩けるんですって?」「前の奥さんを同じ方法で、お金を騙し取ったって本当?」と聞くと、義母と夫は顔面蒼白に。
夫はもともと結婚前から働いておらず、2人は私を騙してお金を財布から抜き取り、日中はこっそりパチンコなどで遊んでいたのです。私はその場で夫に離婚を宣言しました。医師の機転によって夫と義母の本性を知ることができました。
離婚が成立し、2人からは自宅のリノベーションにかかった費用とこれまでのお金をすべて返金してもらう約束をしました。
私は今では悠々自適に一人暮らしを楽しんでいます。家族を騙し、お金を巻き上げようとするなんて許せない行為でしたが、これからは自分の人生を前向きに楽しみます!
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。