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「その言い方やめて!」息子のひと言で気付いた怒り方の弊害。子どもの行動が変わった言葉づかいとは

子育てをしていると、どうしても子どもにあれこれ怒ってしまう毎日。しかし、ある日子どもから「ママのその言い方はよくないからやめて!」と逆に怒られることがありました。自分が何げなく使っていた言葉づかいが相手を不快にさせていることを思い知らされた体験談です。

 

子どもの怒り方に悩む日々

子どもが小さいころは、言うことを聞かないときは小言を言いつつも私が手助けをすることが多く、まだ小さいから仕方ないかなと思っていました。しかし子どもが小学生になり、ある程度のことがひとりでできるようになると、言っても聞かない場合は強い口調で怒ってしまうことが多くなりました。

 

毎日のように怒鳴ってしまうため「本当にこんな怒り方でいいのかな」と悩むこともしばしば。「アンガーマネージメント」という、怒る前にまず6秒考えて感情をコントロールするという方法がありますが、自分でもこの「6秒ルール」を取り入れてみようと考えたこともあります。ですが、どうしても感情的になってコントロールできないのが実情……。

 

4人兄弟を持つママ友などは「毎日怒鳴りまくってるよ~!」とあっけらかんと話しますが、わが家は1人っ子。あまりに怒鳴り過ぎて子どもの自己肯定感を下げてしまったらどうしよう、と日々子どもの怒り方に悩んでしまうのです。

 

子どもに言葉の使い方を注意された

注意する子どものイメージ

 

子どもが小学校に上がると、帰ったら手洗いとうがい、制服から着替えて洗うものを出す、プリントや連絡帳をチェックする、宿題をする、おやつを食べる、習い事に行く……といったルーティンが生まれます。毎日のことですが、毎日はうまくいかないのが子ども。学校から帰っても手洗いをする前に、借りてきた本を読み出す、おやつを先に食べて宿題をなかなかしない……といったこともしばしばです。

 

そんなとき「早く宿題やりなさい!」「習い事に行くからさっさと用意して!」と怒鳴る私。習い事のある日は、限られた時間でできるだけのことをさせたいので、特に口調が厳しくなります。

 

ある日、学校から帰ってなかなか手を洗わない子どもに「手を洗うから洗面所においで!」といつものように怒りました。次になかなか宿題に取りかからないので「宿題を早くやって!」と追い打ちをかけて怒ります。

 

すると子どもから「ママ、そんな命令みたいな言い方だったら嫌な気持ちになる!“おいで”とか“やって”とかって言い方じゃなくて、“洗面所に行こう”とか“宿題をしよう”とか、そんな言い方で話して!」と逆に怒られたのです。子どもからの思いがけない言葉に、とにかく驚いてしまいました。

 

 

命令ではなく行動を促す言葉に

子どもと手を添える母親のイメージ

 

子どもに怒ったことに対して「その言い方やめて!」と逆に怒られてしまった私。ふと思い返してみると、口調が子どもに“行動をさせる”ための命令口調になってしまっていることに気が付きました。

 

子どもいわく、幼稚園や小学校の先生は「片付けをして」「教室へ来て」という言い方ではなく「片付けをしよう」「教室へ行こう」と、子どもを誘うような言い方をするとのこと。たしかに先生のように、子ども1人に行動を求めるのではなく、一緒に行動をしようと働きかける言葉づかいをするほうが、やる気を削がないのではと思い至ったのです。

 

それから、子どもに対して一方的に何かをさせるように言うのではなく「宿題やろうね」「習い事に行こうか」と、誘いかけるような口調で言うよう心掛けたところ、以前と比べ、子どももさっと行動するようになった気がします。自分では無意識で使っていた言葉でしたが、だからこそ子どもにやる気をなくすような気持ちにさせてしまっていたと反省しました。

 

まとめ

子どもに怒り方の口調を注意されて、自分の言葉の言い回しを反省した今回の出来事。子ども相手だけでなく、知らぬ間に友人や大人に対しても使っていたかもと思うと心配になりましたが、今回のことで、相手を思いやった言葉づかいに心掛けようと改めて思い知らされました。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:江口 りん子/40代女性・1児の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。

イラスト/おみき

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)

 

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