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「夫はなぜいつも子どもの病気がうつるの?」イライラしていた妻の心を変えた上司の意外な言葉とは

幼稚園に通う5歳の長男はよく感染症をもらってきます。毎度のこと、3歳の次男にもうつり、しまいには夫にも感染。40歳の私は、子どもの風邪をもらって寝込むことはめったにないのに、夫はこうも毎回子どもからウイルスをもらってしまうの? と煩わしく思っていました。それを職場で話したときに、上司の口から発せられたひと言が心に刺さったお話です。

 

子どもが体調を崩すと、必ず夫も体調不良に!

子どもが幼稚園に通い始めると、気がかりなのが感染症です。集団生活を送るため、どうしてもはやり病を家に持ち帰ってしまうもの。わが家の5歳の長男も例外ではなく、RSウイルス感染症や、インフルエンザ、胃腸炎、手足口病などが園で流行するたびに、感染して帰ってきます。

 

私はウイルスをもらうと重症化しがちなため、絶対うつらないように家の中でもマスク、手洗い、消毒を徹底しながら看病をするのが基本。そのため、私が長男から病気をもらって、寝込むことはほとんどありません。

 

しかし、41歳の夫は感染症対策に無頓着で、毎回のように長男から病気をもらい、苦しんでいます。原因はわかっていて、風邪をひいている子どもの食べ残しを食べたり、スプーンや箸を共有したりするためです。いくら夫に注意をしても、「気にしすぎだよ」と聞いてくれません。

 

そうこうしているうちに3歳の次男にも病気がうつり、私はひとりで家族3人の看病をしなくてはならない状態に。実父母や義父母は高齢のため頼れず、ワンオペ2人育児、仕事、家事と疲れ果て、「私もいっそのこと、具合悪くなりたい!」と思うこともしばしば。夫が「頭が痛い」などと寝ながらぼやくたびに、「感染対策を取らないせいでしょ!!」と内心煩わしく思っていました。

 

体調不良の夫の様子は?

体調不良になると具合悪いアピールが加速する夫。子どもたちがRS感染症になり、それがうつったときは「なんか今日、調子が悪い」のひと言から始まり、30分ごとに熱を測っていました。熱は38度くらいとまあまああります。

 

そこまでは、いいのですが、それをしっかりとメモに取り、仕事中の私にラインで送りつけてくるのです。具合悪いのはわかるのだけれど、私は仕事中だし、どうしてほしいのかな、構ってほしいのかな? とも思うのですが……。「病院に送っていこうか?」 と聞いても、「行かない」との返事が来ます。

 

RSウイルス感染症は、呼吸器の感染症で自然軽快する病気だと聞いていました。しかし、夫のせきはひどくなる一方で心配だったため、病院へ行くよう説得。すると、夫は肺炎になっていました。入院までには至りませんでしたが、治るまでは結構苦しそうでした。子どもたちはそのころにはもうすっかり元気。夫の体調不良はRS感染症から始まり、インフルエンザ、胃腸炎と子どもが園から感染症をもらってくるごとに、ことごとくうつって体調不良を繰り返すのでした。

 

 

上司の言葉に気付かされた夫の体調不良事情

夫が毎回子どもの感染症をもらい、煩わしく感じることを職場のランチタイムで50代の女性上司に話したときのことです。私は、子どもの感染症や夫の体調不良で仕事を度々休むことを申し訳なく思っていると伝えました。

 

それに対して女性上司は「あなたの夫、子どもの看病をよくしてくれるんだね! わが家の夫は仕事で家にいることが少ないから、子どもの感染症をもらうことはめったにないよ」とひと言。たしかに、わが家の夫は子どもの看病をよくしてくれます。夜、子どもが苦しそうにせきをしているときも、すぐに起きて気にかけてくれることを思い出しました。上司のひと言で、夫に対する感謝の気持ちが生まれ、それ以来、夫の体調不良事情に対する不満が薄れ、具合悪いアピールも仕方がないのかな、と受け入れられるようになりました。

 

とはいえ、風邪をひいている子どもの食べかけを食べたり、箸やスプーンを共有したりしていては、子どもの感染症をもらうリスクはやはり避けられません。夫には感謝しつつ、子どもの体調不良時の食事介助は基本的に私がやるようにして、対策をしています。

 

まとめ

子どもの感染症は子育てにおける悩みの1つ。集団生活を送る園ではウイルス感染は避けられません。子どもたちがウイルスをもらってきても、「夫には感染症対策にもう少し気をつかってほしい!」という気持ちはくすぶっています。しかし、今回の体験は、子どもを心配し親身になって看病をしてくれる夫に感謝する、いいきっかけになりました。子どものはやり病や夫の体調不良、うまく受け入れつつ、息子たちには元気に丈夫に成長してもらいたいと願っています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:田中 里奈/40代主婦。アクティブな夫と2019年生まれと2021年生まれの、やんちゃな男の子の4人家族で生活。じっとしているのが苦手で、お休みの日は子どもを連れて絶対お出かけしたいしたい!最近は夫と休みが合わずもんもんとしている。

イラスト/あさうえさい

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)

 

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      上司の言葉は確かにそうだけど… 子どもを看病してくれるのはありがたいけど、親の感染対策は必須だよね。 親の方が重症化する病気も結構ある。 旦那の世話まで増えてるんだから、ストレス溜まるの当たり前だと思… もっと見る
      上司の言葉は確かにそうだけど…
      子どもを看病してくれるのはありがたいけど、親の感染対策は必須だよね。
      親の方が重症化する病気も結構ある。
      旦那の世話まで増えてるんだから、ストレス溜まるの当たり前だと思う。
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      同じようにお世話してるママはかかりにくいんでしょ?対策をしっかりしたらパパもかかりにくい。ミイラ取りがミイラになってるよ

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