異なるライフスタイルを持つ友人との再会
久しぶりに会った学生時代の友人。未婚の友人、既婚で子どもはいない友人、そして既婚で子ありの私。三者三様のライフスタイルがあり、関心のある話題もそれぞれ違いました。
未婚の友人には付き合っている彼がいるのですが、今のところ結婚する予定はないとのこと。理由は、現在遠距離恋愛中で、結婚後の生活を想像すると「どちらかが仕事を辞めなければならないかもしれないから」ということでした。そして彼女はそのことについて悩んでいると言うのです。
結婚にまつわる現実的な悩み
「ふんふん」と未婚の友人の話に耳を傾けていた私と既婚の友人。
思えば、私も結婚する前は、自分の住む場所や仕事は自分で決めることができました。しかし、結婚するとなった際、夫の勤務地や仕事内容によって、私も住む場所を考慮せざるを得なくなったのです。彼女の話を聞きながら、彼女の考えに共感することも多くありました。
そして出産し、子育てをしている今は、彼女の持つ「結婚の悩み」に「たしかに、そういう壁にぶちあたったな」と懐かしくも感じてしまいました。
そして、会話は進み、未婚の友人があるひと言を口にしたのです。
友人の問いかけが胸に残った瞬間
「結婚するメリットって何?」と。
この問いかけに、私はすぐに答えることができませんでした。既婚の友人も同じように答えを出せず……沈黙が続きました。結果、私たちは答えを出すことができませんでした。
そして帰り道、私は結婚について改めて考えさせられて……。
いろいろと考えながら自宅に帰ると、子どものお世話をしてくれていた夫が出迎えてくれました。その姿を見て、家族の温かさや支え合いが、結婚のメリットのひとつなのかもしれないと、ぼんやり感じたのです。
結婚のメリットをひと言で表すのは難しいと感じました。それは、日々の生活やパートナーとの関係、そして子どもたちとの絆を通じて、少しずつ形を変えていくものなのかもしれません。自分にとっての「結婚のメリット」は、まだ模索中ですが、少なくとも今は家族の存在がその答えに近い気がしています。
著者:nanoka22/社会人として約10年働いたのち、現在は2児の30代ママ。収入源を複数化し、働く時間と場所を問わない働き方を模索中。コンテンツクリエイターとして、自身の経験をもとにした体験談や考えを執筆している。
イラスト:もふたむ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!