毎月の悩み
大学生のとき、生理のたびに経血が漏れて下着を汚したり、ズボンやスカートに付いてしまったりすることがありました。私はほぼ毎月替えの下着を持ち歩き、ナプキンも多めに用意。それだけでもストレスなのに、生理のたびにイライラしたり、落ち込みやすいのも悩みでした。理不尽に彼氏や友だちに八つ当たりしてしまうことも多く、そんな自分が嫌いでどうにかしたいと解決方法を探していました。
低用量ピルって避妊のためじゃないの?
いつものように、スマホで生理の悩みについて検索していると、低用量ピルを紹介しているレディースクリニックの記事にたどり着きました。当時の私には知識がなく、低用量ピルは避妊のための薬だと思っていたので、衝撃を受けたことを覚えています。
記事を読んでみると、過多月経に効果があることや、生理痛の緩和、PMS(月経前症候群)にも効果があるとのことでした。低用量ピルについて興味を持った私は、すぐに低用量ピルを取り扱っている病院を探して受診することにしました。
初めての低用量ピル
それが私にとって初めてのレディースクリニックの受診でした。私自身まだ低用量ピルの情報をそこまで多く入れているわけではなかったので、ピルの服用を相談してお医者さんに変な顔をされるのではないかという不安もありました。けれど、お医者さんは親身に私の話を聞いてくれて、生理症状などを詳しく聞いてくれた結果、低用量ピルを処方してくれることに。
処方される際に、お医者さんや看護師さんに飲むときの注意点や正しい服用方法などを丁寧に教えてもらいました。その後、低用量ピルの服用を始めると徐々に経血量が減り、イライラや落ち込みなども減っていきました。
当時大学生だった私にとって、低用量ピルの料金は決して安くはありませんでしたが、思い切って受診してよかったと思います。昔は低用量ピルは避妊のためのものだと思っており、なかなか親にも相談することができませんでした。現在は昔よりも低用量ピルについての正しい情報が増えてきたので、今後自分の子どもが悩んだ際などは相談にのってあげたいと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:やまだ べこ/30代女性・夫と2024年生まれの娘と3人暮らし。幼稚園・保育園・障がい児施設での勤務経験あり。自身の子育ての経験を活かしながら、生理に関する記事や筋トレ・美容・ダイエットジャンル記事も執筆。
イラスト:おみき
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)
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