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2歳の娘に不審な動きをする男性が近づき…「早く行くんだよ!」私たちをピンチから救ってくれたのは?

私たち家族がアメリカ・ロサンゼルスに住んでいたとき、ダウンタウンで開かれる空手道場の大会に出場することになった長男。朝から家族みんなで応援に行ったのですが、当時2歳の長女にあるピンチが……!

娘を連れてアイスクリームショップへ

試合を勝ち進んだ長男は、夕方の決勝戦に出ることに。しかし朝から続く大会の付き添いに飽きた長女は、どんどん不機嫌になっていきました。夫は長男につきっきりだったので、私は長女と一緒に会場外のアイスクリームショップへ行くことにしたのです。

 

すると、私たちと同じくお子さんの試合を応援しに来ていた友人家族のパパさんが、「僕もアイス食べるよ!」と、付いてきてくれました。パパさんのお子さんも大会に出場中で、「待ち時間が長いよね」と話しながら、私たちはお店に向かいました。

 

 

様子のおかしい男性が娘の背後に!

私が注文したアイスクリームを受け取っているときです。ボロボロの服を着て靴を片方しか履いていない男性が店内に入ってきて、ぶつぶつ独り言を言いながらヨタヨタと歩き、床の荷物を蹴るなどの不審な動きをしていました。

 

気付いたときには、男性は私の後ろに立つ長女に向かって歩いてきていて、その距離はみるみるうちに縮まっていたのです。私は男性を見て、なんとかしなければ!と思いつつも、声をあげると男性を刺激してしまうかもしれないと思い、恐怖で動くことができませんでした。

 

そのとき、同行してくれていたパパさんが、さっと男性と長女の間に立って長女を隠してくれたのです。「早く行くんだよ!」というパパさんの声で、私は急いで長女の手を取り店を出ました。

 

実はそのパパさんは空手の有段者。ためらいなく壁になってくれたパパさんのおかげで、長女は事なきを得ました。

 

 

私は会場に戻り夫に事情を話したあと、改めてパパさんに厚くお礼を言いました。試合会場のあるダウンタウンは治安が悪く、一歩間違うと危険人物がさまよう通りに入ってしまうほど。しかし私は機嫌の悪い長女に気を取られ、すっかりその危険性を忘れていました。

 

実は 、パパさんは会場の外に出ていく私と長女を見かけて、何かあってはいけないと付き添ってくれていたそうです。長女のピンチを救ってくれたパパさんの頼もしい対応は、今でも忘れることができません。

 

 

著者:濱田よし/40代女性。2014年イギリス生まれの長男、2018年日本生まれの長女と2021年アメリカ生まれの次女、夫の5人家族。夫の海外転勤による約10年の海外生活を経て日本に帰国。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)

 

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