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「友だち割引するから」ママ友に夫の愚痴を話すとアドバイス料を要求され困惑→ママ友の息子が見かねてひと言

同じ幼稚園に6歳の息子を通わせているママ友Aさんは、理想の夫婦関係を築くためのコーチングをする「夫婦コンサルタント」になるのが夢なのだそう。私はその夢をAさんから聞いたとき、なにげなく「応援しているよ」と伝えたのですが、すると数日後からAさんの様子がおかしくなり……。

 

「あなたたち夫婦をコーチングさせてくれない?」

子どものお迎え時に、Aさんを含め数人で世間話をしていたときのことです。その日の朝、夫とささいなことで喧嘩をしてしまった私は、その話をママ友たちに聞いてもらっていました。みんなが共感してくれ、聞いてもらえたことにスッキリしたのですが、話が終わりかけていたタイミングで、隣で聞いていたAさんが急に怒りだしたのです。理由は、夫の愚痴をほかの人の前で話したから。妻は夫をたてるべきだと怒り、今後夫へどう謝り、どう接するべきなのかを熱弁するAさん。私も周りもみんなドン引きです。私がここで何かを言うと空気が悪くなりそうだったので、黙っていました。

 

するとAさんはまだ言い足りないとばかりに、こうした方がいい。こんなことはすべきではないとさらに熱弁。さすがにうんざりした私はAさんに、「そこまで深刻な悩みではないし、頼んでもいないのに夫婦関係に口を挟まないでほしい」と伝えました。するとAさんは「勝手にコーチングを開始してしまって、ごめんなさい」と謝罪。

 

これで話は終わるかと思ったのですが、さらにAさんが驚きの発言をします。「あらためてあなたたち夫婦のコーチングをさせてほしいから、もう一度チャンスをくれない? 料金は友人価格にさせてもらうから。一点だけ。今回のコーチングの内容を、私のSNSに掲載させてほしいのだけど、大丈夫かしら? もし可能なら、その投稿にあなたのコメントも掲載させてもらえるとありがたいんだけど……」と言うのです。私は、開いた口が塞がらず困惑してしまいます。

 

すると一部始終を見ていたAさんの息子が「ママ、もうやめて。○○くんのママ、困ってるよ。もう帰ろう」とひと言。息子にそう言われたAさんは「あ、うん、帰ろうか」と言って帰っていきました。その後、Aさんから連絡はなく、私は関わるのをやめました。

 

Aさんはその後、私にしたことをほかのママ友にもしていき、多くのママ友からクレームの嵐になっていると、別のママ友から教えてもらいました。どうやら夫婦コンサルタントカウンセラーの資格を取得したあと、実績を積みたくて私を含めていろいろなママ友へ必死に声かけをしていたようです。結果的に夫婦コンサルタントは辞めたと聞きました。今回の件で、価値観を押し付けておせっかいを焼こうとするのは、たとえ親切心があったとしても迷惑だと感じることもあると身をもって実感。自分の言動が相手にどう思われるか冷静に考えてから行動しようと、反面教師にした出来事です。

 

 

著者:立川りか/30代・ライター。6歳の男の子を育てるママ。息子の好きを全力で応援するため日々奮闘中。虫が大の苦手だが、息子の虫取りに付き合ってきたおかげで少しだけ耐性がついてきた。食後のデザートや週末の晩酌がご褒美。

 

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)

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